登校刺激とは具体的にどんな注意点があるか

不登校に関して色々な情報を集めていくと、「登校刺激」という言葉を目にすると思います。登校刺激とはその名の通り、登校をするよう本人に刺激を与えることです。

ただ、一般的なイメージでは「不登校を無理やり」とか「強引に」とか、嫌がっている本人を叱りつけて引きずるように学校へ行くようにするような荒々しいものかと思います。

しかし、登校刺激とは様々なやり方があり、そして段階に則して適切な刺激の与え方というのがあります。

スポンサーリンク

登校刺激とは一体なにか?

241b23dda399603988a8507be8c4d3fb_s-compressor

一般に登校刺激とは、親、学校(教師など)、病院の医師、不登校支援先、カウンセラーなど不登校状態にある本人の周囲にいる大人が、学校にいくように促すことを指します。

ポイントとなるのは、登校刺激を行う人間が親や学校の教師だけではないということです。時には病院の医師やカウンセラーが行うこともあります。それに登校刺激なしでも本人が「学校へ行く」と突然言い出して、実際に行くこともあります。

登校刺激は不登校のサポートの一環

登校刺激は不登校の解決、克服に必ず必要なものではありません。本人が登校の意思を見せて克服することもありますし、特別な登校刺激なしでも不登校が解決することもあります。

私が思う登校刺激とは、本人が登校の意思を見せ始めた段階でそれをサポートしてあげる役割だと思っています。

本人にまだその意志が全くない、あるいは行動に移せない段階で強い刺激を与えても逆効果になりがちです。

不登校の行き渋り初期における登校刺激

不登校になり始めの初期段階では、必ずと言っていいほど親は子供に強い登校刺激を行います。強引に、無理やりに、罵声を浴びせて、時に言い争いになりながら厳しい対応をとるでしょう。

この初期段階の親の登校刺激は、本人にとっては非常に辛いものですが、ある意味でこれはやむを得えません。

それに、初期段階ではこの強い刺激に押されるように学校へ行って不登校を防ぐケースも確実にあると言えますから、必ずしもこの対応が間違っているとも言い切れないのです。

→ 適切な登校刺激の与え方とタイミング

私の個人的経験による登校刺激の是非

kid0026-009-compressor

私が中学の時に不登校になったときも、親はそれはそれは厳しい叱責をする対応をとりました。

自分でも学校に行かなくてはいけないと分かっているのに行けない状態なのですが、そんなときに強い力で叩かれたり、引っ張られたり、あるいは自分を見て泣かれたりするのは、やはり辛いものです。

不登校の初期段階でこういった対応を親がとるのも仕方ないのですが、この状態が長く続いていくと自分自身はもちろん、親も余計に疲弊します。家庭内に暗い雰囲気と混乱が支配して、もう子供も親も心が折れかけてクタクタです。

なんで行けないのか?という原因を親は探ろうとしますが、やはり自分でもその理由がよくわからないので答えようがありません。質問の答えがはっきりしないことが、余計に親をイラつかせてしまったと思います。

行きたくない理由がないのになんで行けないの?だったら学校に行きなさい!と言われても、本人とすれば行けないのだから仕方ありません。

厳しいだけが登校刺激じゃない

不登校の経験がなくても、学校が嫌だった時の話とか行きたくなかった時の話なんかをしてもいいと思います。

ただ、この話をする目的は子どもを安心させることなので、話の結論が「だから学校に行け」にしないこと。その話をそのまま話すだけです。

学校に行けとか行きなさいはこの話とは無関係にした方がいいでしょう。

どんな背景があって不登校になったかによりますが、子供の状態を理解してあげることと、その状態が特別な、異質なものではないことを伝えてあげると、子供も安心すると思います。

原因の詮索や探索は一切せず、一通り自分の話や一般的にこういうことがあるということを落ち着いて話をしてみるでしょうか。

初期段階では登校刺激も大事だがいじめの有無の確認を

ただ、ある程度気持ちが落ち着いているときにいじめかどうかは確認することをお勧めします。

その時には、必ず親は子供の味方であることと、一緒になって悪となっている存在と戦うことを伝えます。

子供に何か聞きたいときは、質問を出来るだけ具体的にしておくと、子どもも答えやすいと思います。

b6f949ad21459773372c213176281413_s-compressor

例えば、「学校で何か嫌なことがあった?」ではなく、「学校で嫌なことを言う相手がいるか?自分の敵になっているクラスメイトや同級生、先輩や後輩がいるか?」とか「担任先生や部活の顧問(具体亭な名前を出して)に不信感を抱いたことはないか?それがストレスになっていないか?」とか。

学校に行かなければ行けないというのは社会的なイメージだけど、ちょっとぐらい行かなくたって行きていけるぞ!と私なら言うかもしれません。

実際、恥ずかしい話私がそういう生き方をしてきましたし…。

初期段階では強い登校刺激も大事ですが、今の子どもの状態をそのまま受け入れてあげて、親である自分の悩みも一緒に開示してあげるのも一つの方法かもしれません。


スポンサーリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加