克服体験者が助言!起立性調節障害の朝の起こし方

起立性調節障害の子供の朝どうやって起こすかは保護者にとって重大問題です。

病気に対して理解はあるんだけど、やっぱり子供への不安感やイライラも重なって毎朝の子供のやり取りが負担になっている、朝はどう対応すれば良いか迷っているという方も多いはず。

起立性調節障害には、症状を悪化させないために一応の正解とされる、負担の少ない朝の起こし方があります。

学校に行く行かないは別にして、起立性調節障害の症状を出しにくくしながら、でも治療のために良い起こし方を、この記事でまとめていました。

起立性調節障害の専門書を読み漁り、自分自身の経験も踏まえた内容になっていますので、多くの人のお役に立てれば幸いです。

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起立性調節障害の子供の朝の起こし方

子どもを起こす親のイラスト

起立性調節障害の子供の、理想とする朝の起こし方がこちらです。

  • 最初の声掛け、朝日を浴びさせる
  • 体をさすって血行をよくする
  • 頭を下げて少しずつ体を起こす
  • ソファや椅子に座って太陽の光を浴びる
  • コップ1杯の水を飲み、朝食をとる

いろんな失敗と工夫をして、最終的に辿りつたいのがこの起き方です。無理やり起こすのは全くの逆効果、血圧が下がって大変なので絶対に辞めましょう。

これが出来れば誰も苦労しませんっていう話だと思いますが、いきなり全てを完璧に出来なくてもいいので、出来る所から徐々に続けて行ってください。

最初の声掛け:カーテンを開けて朝日を浴びさせる

最初の声掛けは怒鳴らず、「◯時だよー」のように普通に声を掛けるだけでいいです。

病院から薬が出ている場合は、起きたい時間の30分~1時間前に飲むこと。今は水を使わずに口の中で溶けるタイプの薬も出ているので便利です。

声掛けをする時は、カーテンを開けて太陽の光を思いっきり浴びせてください。起立性調節障害の子供にとって、この朝の光を浴びる習慣はめちゃくちゃ大事です。

太陽の光

子供が布団をかぶってしまう時もあるので、その時は布団を軽く剥いでいいです。とにかく目で光を浴びること。

この習慣づけによって、生活リズムが整い、自律神経も正常化し、起立性調節障害の症状も落ち着いてきます。

私の経験上、起立性調節障害の子供の朝の起こし方で何が一番大事ですか?って聞かれたら、①無理やり起こさないこと、②朝に強い光を思い切り浴びることの2つを挙げます。

それぐらい、朝の光を浴びる習慣は大事です。

日当たりに問題がある場合は光目覚まし時計を使うと効果的

窓のカーテンが少し開いた状態

日当たりが良い部屋であれば自然の光でも良いのですが、朝に光を浴びる習慣(光学療法)は一定単位以上の光を、一定時間以上浴びないと全く効果が出ません。

毎日カーテンを開けてはいるけど特に効果がないっていう人は、一定基準を満たしていない可能性が高いです。

私の家でも寝室の日当たりがあまり良くなくて、曇りや雨の日、あと秋~冬は暗くなりがちなんで、どうしても自然の光はバラツキが出てしまいます。

そこで、私が使用しているのがこの光目覚まし時計。

発光している光目覚まし時計inti SQUARE

夜眠る時に顔の側においておき、朝目覚めると同時に至近距離で光を一気に浴びます。これなら光の単位も時間もクリアできるし、天気や季節にも左右されない。

光目覚ましを使えば毎日確実に、しかも至近距離で光を浴びれるので、ものすごく重宝しています。

光目覚まし時計 inti SQUARE 

〔詳細記事〕

体をさすってあげて、決行を良くする

朝の起こし方に話を戻しましょう。最初の声かけから15分~30分後ぐらいに、もう一度声掛けをします。

起立性調節障害の子供は、朝に体を目覚めさせる機能が全く働きません。そのため、全身の血の巡りが極端に悪く意識も朦朧としています。

少しでも血行を促進させるため、体を優しくさすってあげると良いです。人によってどこをさすってもらうと良いかは違うと思うんですが、私の場合は背中でしたね。

背中全体、肩甲骨の内側の部分をコリコリとマッサージしたり、太もも、ふくらはぎ、を下から上にマッサージしたり、窓を開けて外の空気を入れたり。

手をマッサージ

下半身に血が溜まらないように、下から上に、血を押し上げるような、血の流れを作ってあげるようにさするといいように思います。

子供が自分で体を動かす時は、手や脚をブラブラさせたり、手のひらをグーパーグーパーするのも良い。

あとは手の人差指と親指の間の付け根部分にツボがあるので、そこをマッサージするのも効果があります。

目だけ開けて窓を見る(光を目で見る)だけでも身体にはとても良ので、事前に子供にもアドバイスしておきましょう。

いきなり無理に体を動かさず、頭を下げて少しずつ体を起こす

起立性調節障害は脳みそに血液が流れにくいのので、頭を下げて、ゆっくり身体を起こすこと。

いきなり布団から起立しなくていいので、両腕と両膝をついてから体を起こしたり、一度布団の上で座ったり、何段階かに分けて体を起こすぐらいで丁度いいです。

下の図は椅子から起き上がるときの様子です。布団から起き上がる時も同じように頭を下げて起き上がるようにしましょう。

「起立性調節障害の子どもの正しい理解と対応(田中英高氏著、中央周期出版)」P89より引用

まだ身体が起きていない時は深呼吸のように、ゆーっくり息を吸い込んで、身体の中に酸素を送り込んでください。酸素を送り込むと身体が起きやすくなるので。

体を起こせたら、横にならずソファや椅子に座る

もし子供が欠席したり、朝の時間に間に合わない時でも、日中は寝たまま過ごすのはできるだけ避けましょう。

もし可能であるなら体を起こして、せめて座って過ごす方がいいですね。身体を横にすると自律神経の副交感神経が優位になり、余計に自律神経のバランスが崩れてしまうからです。

ぼーっと座るだけでもいいので、可能であればソファなどに座って光を浴びるのが理想です。

ソファで光目覚まし時計inti SQUAREを使っている様子

何度もいいますが、朝に強い光を浴びるのは人間が本来持っている生態メカニズム上とても重要なことです。

体内リズムや睡眠リズム、自律神経を適正化させる効果がありますから、午前中は浴びれるだけ光を浴びさせましょう。

コップ1杯の水を飲み、可能であれば朝食をとる

コップに水を注ぐ

コップ1杯の水は布団の上で体を起こせた段階で飲んでもOKです。水を飲むと、体の内部から体を起こさせる効果がありますし、寝起きの乾燥した身体に潤いを与えてくれます。

朝食をとれれば理想的ですが、起立性調節障害の症状が強いと口にものを入れられない場合もあるので、そういう場合は無理に朝食をとる必要はありません。

普通の朝食が無理ならヨーグルトだけでもいいし、それも無理ならオレンジジュースだけでもいいし、コップ一杯の水だけでも飲むといいです。

できるだけ毎日、似たような時間に水分や朝食を取れれば腹時計と言われる体内時計も整います。

もちろん、身体的な不調が強く出る場合は、無理に食べたり飲んだりせず、出来る範囲で構いません。

出来る範囲でいいので、毎日、地道に取り組んでいこう

これが専門書や私自身が経験して理想と思える朝の起こし方です。

ここまでやっても、すぐに起きれるようにはなりません。出来る範囲で地道に、毎日、コツコツ、習慣づけてやっていくのが、結局一番近道なんです。

毎日こんなこと出来ない!って思われるかもしれませんが、少しでも起立性調節障害を悪化させないようにしながら、朝起きやすくする方法なので、出来る範囲で取り入れてみてください。

あと、事前にどの取り組みがなぜ身体に良いのかを子供に説明しておき、子供はどうして欲しいのかを話し合っておくと良いですね。

保護者が1人で突っ走っても、肝心の子供と温度差があっては意味が無いからです。

最後にまとめ

この記事をご覧になっている保護者の方は、今の苦しい病気を少しでも早く脱し、病気の症状を撃退したいはずです。

当たり前の平穏な学校生活と、以前のように毎朝元気に登校してく子供の後ろ姿を1日でも早く取り戻したいのなら、今できることから始めましょう。

〔詳細記事〕

光目覚まし時計inti SQUAREの本体と箱と説明書

光目覚まし時計 inti SQUARE 


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