起立性調節障害の先生と学校への説明と連絡:欠席や遅刻が増えたら

起立性調節障害の症状が重くなればなるほど、日常生活に支障をきたします。

起立性調節障害は朝起きるのが非常に困難な病気であること、そして大半が思春期に起こる病気ですから学校に通えない、いわゆる不登校になることは珍しくありません。

本人が学校に行くという意思があっても、現実的に毎日問題なく通うのは難しい部分があります。

そのため、もし起立性調節障害の症状が思わしくなく、学校を遅刻がちや欠席しがちになった時に学校への説明や対応などを考えてみます。

スポンサーリンク

起立性調節障害で不登校がちになった時の学校への対応と説明

By: ajari

By: ajari

教師の中で起立性調節障害の認知度はそれほど高くありません。ある統計によれば、全体の約4割程度の認知度しかなく、約6割の教師は起立性調節障害という病気を知りません。

起立性調節障害は怠けや甘えだと理解してもらえないので、この辺りを考慮しておく必要があります。

また、昼過ぎから調子が戻ってきて遅刻で学校に行くことが出来るようになった場合なども考慮して、起立性調節障害の子供を持つ保護者(親)が学校とどのような連携と対応をすればいいか、思い当たるところと経験者の声をもとに列挙していきます。

欠席の連絡は出席の連絡に変える

もし子供が毎日のように欠席が続いている場合、親が学校に欠席の連絡を毎日行うのは精神的にかなり負担です。

また、毎日始業時間までに連絡しなければいけないので子供を毎日起こしますが「今日もダメだった」という落胆の中で連絡をするのは誰でも億劫になります。

この「今日も」の「も」が親にとっても子供にとっても精神的に大きな負担ですから、「今日は行けた」という感触になるよう、担任教師に説明して学校を欠席するときではなく、出席するときに連絡するという方法に変えることも考慮しましょう。

相手の教師との関係と理解にもよりますが、電話での連絡だけでなくメールでの連絡が出来るように説明しておくとなお気持ち的に楽になれた、という声もあります。

診断書や資料を提示する

グラフ資料

先ほど少し触れましたが、たとえ教師であっても起立性調節障害の認知度は思ったほど高くありません。

そのため、病気の説明をいくら頑張ってしてもなかなか相手に理解してもらえない場合があります。

特に相手が運動部の顧問で「根性と忍耐」に美徳を感じる体育系教師であればなおさらです。

そのため、病気に関する資料や診断書を病院に出してもらい、それを読んでもらうという方法もあります。

学校側がどう対応すべきかも書かれた専門書籍もあるので、それを渡すのもいいでしょう。

担任以外の教師とクラスメイトへの説明をどうするか

担任教師から理解を得られたとしても、やはり色々な人間が集まるのが学校という場所です。

人が集まる場所には必然的にルールが産まれますが、起立性調節障害の子供はそのルールを守りたくても守れないケースがどうしても出てきます。

クラスメイトや同級生から「朝起き拒否」とか「特別待遇」などのやっかみや冷やかしも考えられますし、他の教師から余計な一言を出されることもあります。

そういった小さな負担が日常的に積み重なっていくと、精神的なストレスが大きくかかわるこの病気では治るものも治らなくなります。

→ 友人関係が原因で不登校

もし保護者と本人がそれを望むのであれば、担任に事情を説明して周囲への説明を行ってもらうことも頭に入れておくといいと思います。

重度の症状がある場合は体育の授業などに注意

ea108fdb207bed30648da0ae60c6a376_s-compressor

起立性調節障害にはいろいろなタイプがあります。朝起きるのだけが困難な病気ではありません。

熱い場所はこの病気にとって大敵なので、体育の授業を見学する場合は日陰で水分をすぐに補給できるようにしておくのもいいでしょう。

また、朝礼や集会など、長い時間立っていると心拍数や血圧が落ちて立ちくらみやめまいを起こし、最悪の場合その場にバタンと倒れることもあります。

このような事態は症状がかなり重い子供に見られるものですが、事態が起きてからではやはり遅いです。

子供の身の安全を守るのが学校に課せられた大きな役目なので、その心配がある場合はきちんと対応を求めるべきです。

家庭訪問は事前に連絡してもらい、子供が元気な時に

いくら学校を欠席してばかりいても、担任が生徒のことを完全に放っておく訳にもいきません。

親としても、なんらかの形で学校と繋がっていていでしょうし、学校に行けていない本人にとってもその方が安心です。

教師が家庭訪問を行う際は、子供が元気な夕方以降の時間帯で事前に子供に知らせておくことです。

子供が教師を会いたがらないこともありますが、きちんと話を聞いて説得するか、どういう目的で先生が会いたがっているかを平和的に、感情的にならずに話すこと。

それでもダメな場合は、強硬姿勢には出ず、次の機会を待ちましょう。

「元気そうでよかった、これならいつでも学校に来れそうだね」とか「あまり皆を心配させるなよ」など教師の何気ない一言が子供にとってグサッときている場合もあるので、会いたがらないなら会いたがらないないの理由をきちんと把握し、それを時間がかかっても徐々に取り除いていくことも時には必要です。

〔参考記事〕→ 不登校と担任教師の家庭訪問

学校のプリント類や連絡事項などはどうするか

私が不登校だったときは週に一度、担任教諭が家庭訪問をしてくれていたのでその時にプリント類や連絡事項のやりとりを行っていました。

ただ、すべての教師がこのような対応を取るとは限りませんし、時に学校と親との関係がギクシャクしている場合もあると思います。

近くに住むクラスメイトに毎日ポストにプリントを入れてもらうよう頼むのもさすがに気が引けます。

このような、学校に行けていない親と子供が孤立しがちに感じる場合は、親が週に一度など定期的に学校へ行ってプリントを貰うというやり方もあります。

学校に行くのも精神的な負担になりますが、担任との関係改善も視野に入れておくことも大切です。

まぁ、親が学校にプリントを貰いに行くのはかなり珍しいケースかもしれませんが、一応こういうやり方もあるということで紹介しました。


スポンサーリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加