フリースクールは適応指導教室と違って通うのにお金がかかります。
一般的な相場はフリースクールの規模によって大きく違いますが、通学定期券発行の有無も考慮すると、一か月にかかるお金は決して小さくありません。
大手フリースクールの東京シューレが出版している書籍などを参考に、お金、費用に関する部分をまとめました。
フリースクールは以外にお金がかかる!授業料に通学的危険の発行の有無で費用が左右される
フリースクールに通うために必要な費用は授業料と交通費です。
交通費は自宅からどの程度離れた場所に行くかによって金額が異なりますし、授業料もフリースクールの規模の大小によってかなりの幅があります。
しかもこれらのお金に関する部分は通うフリースクールや地域によっても条件が異なるので、厳密にこれぐらいとは言いにくい、というのが正直なところです。
なぜこんなに曖昧なことしか書けないのか、その理由を紹介していきます。
フリースクールの授業料について

By: André Natta
一般的なフリースクールの相場は5千円~5万円程度。
フリースクールの運営は公的な資金が一切投入されていないので、私立で個人や企業が運営しています。
企業の運営であれば、施設も充実し、広いスペースに大人数が通うということも出来ますが、個人で経営している地域の小さなフリースクールだと、自宅を開放したり、あるいはどこかの場所を間借りして運営しています。
運営も経営なので、正直綱渡り状態のカツカツのところ、フリースクール開設後2~3年で閉鎖するというのも珍しくありません。
運営資金の大部分は保護者からの授業料で賄われているので、フリースクールに入るための費用も各々で全く違うという訳です。
イベント事や旅行の企画になるとまた資金が必要

By: shankar s.
フリースクールは旅行や運動会、農作業、キャンプなど外に出てイベントを企画している所も多いです。
そのための資金集めの為にバザーを開いたり、色々工夫してやってはいるものの、やはり大きな金額が必要な時はその費用をねん出する必要があります。
子供がフリースクールに行って旅行に参加したいという場合も、ひょっとするとその都度親の方から資金を出す必要があるかもしれません。
全寮制のフリースクールは費用が高騰
本格的なところだと全寮制の設備を備えた、もはやフリースクールと呼ぶに値するかどうか疑問に思うような場所もあります。
全寮制のフリースクールは費用が非常に高く、入学金20万、入寮費10万、月額5万など。
ここは私立大学かと思うような膨大な学費がかかります。
1年間全寮制の所に入所するとなると、それだけで年間200万円の費用が必要だったり、よほどの経済力がある過程でない限りちょっと現実的ではない気もします。
通学定期券のについて

By: Go Ikeda
東京シューレが出版している書籍を数冊読むと、小中学生がフリースクールが通う場合は通学定期券の発行が可能、高校生の場合は現状厳しいという内容でした。
しかし、他の書籍を読んでいると、これが実際その通りになっているかというと、どうも怪しいようです。
フリースクールでも通学定期券が発行される所とそうでない所があったり、駅で購入する場合もA駅では発行不可だったがB駅では可能だったとか、正直かなり曖昧です。
東京シューレという有名なフリースクールでは通学定期券もきちんと発行されているのかもしれませんが、そうでない規模がもっともっと小さいところだと難しいのかもしれません。
こういう生の情報は正直インターネットよりも人聞きで調べた方が確実です。
実際に通おうとしているフリースクールのスタッフ、知り合い、親の会の人などに聞くのが一番確実な情報を得られるはずです。
毎月の費用は通うフリースクールによって大きく変動する
ここまで見てきたように、フリースクールに通うと言っても必要な費用、授業料などは各々で全く違います。
自宅からフリースクールまでの交通費の金額を基準にして、通学定期券が発行されるかどうか。
そしてどのようなフリースクールに通うのか。
これらのポイントで費用が決まってきます。
まぁ、正直出来ることなら毎月5万円以内でないとちょっとしんどいという人が大半だと思いますので、子供の意向、相性と経済状況を勘案して結論を出すのが現実的かと思います。