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担任教師が原因で不登校になった実例4つ

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不登校になる原因は様々ありますが、教師との関係がその一つになっているケースも案外多いです。不登校児童生徒への対応はもちろんのこと、学校生活の中で教師が与える影響は本当に大きいものです。

平成の時代になった今は死語になりましたが、かつて教師は「聖職」と呼ばれ社会的評価と信用が非常に高い職業でした。しかし現在ではその見方が変わり、今では不登校の引き金を引いてしまう存在でもあります。

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不登校の原因に…担任教師は必ずしも生徒児童の味方とは限らない

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部活動の顧問や担任など、生徒や児童と関わり合いが強い教師の場合、教師のいう事はすべて正義となり、教師がNOと言えば何事もNOになる、いわゆる「絶対王政」が敷かれます。時に暴力や手をあげる教師もいますから、言い方を変えれば「恐怖政治」が敷かれることも少なくありません。

この記事では、私が様々な書籍・資料に目を通してきた中で目にした教師が不登校の引き金になったケースを紹介します。また、私が学校生活の中で見てきた教師の対応や不登校との関係にも言及していきます。

 

担任教師が不登校の引き金になった実例

「私が不登校になった理由」という書籍で紹介されていた実例です。不登校になった生徒本人が書いたものですが、ここでは概要を紹介します。正直、これを最初に読んだときは本当に心を締め付けられましたし、悔しさで満ち溢れた文章にやるせない気持ちになりました。

濡れ衣をきせられ無実のまま謝罪を強要されたA君

生徒会の役員を務めていたA君は正義感が強く、周囲の模範になるような生徒でした。ある日教室にあるストーブで紙を燃やすなどして遊んでいた同級生を見つけ、それを辞めるように注意。しかし、その同級生は一向に辞めなかったためにもみ合いになり、そこに学年主任の先生が教室に入ってきました。

その先生はA君も他の同級生と仲間になってストーブで遊んでいたと勘違いし、厳しく叱責しました。さらに緊急の学年集会が開かれ、学年生徒全員の前に立たされて謝罪を強要されました。いくら無実を訴えても聞き入れられず、その場でなんと殴られました。悔しさのあまり涙し、謝罪しました。

その件に関して周囲は見方になってくれず、「さっさと認めればいいのに」、「なぜ嘘をつく居てまで言い逃れしようとするのか」とA君を責めました。結果、学校に行けなくなったとのことです。

こんな教師がいるのかと絶望的な気持ちになりますが、実話のようです。そのA君の書いた文章には、「教師が嫌いです。憎いです。」とありました。A君はどれほど悔しい思いをさせられたのか、本当に心が締め付けられます。

 

いじめを見て見ぬふりをして見捨てられたBさん

Bさんは中学校1年生の女子生徒です。学校内で女子グループから目をつけられ、悪口や度重なる嫌がらせに心を痛めていました。

嫌がらせや悪口はエスカレートし、担任の前でも同じことが繰り返されました。しかし、担任教師は事なかれ主義であったのか、見て見ぬふりを続けました。「あくまで担任が把握していなければいじめは存在しない」と言わんばかりの見捨てた対応です。

原因は同級生との人間関係がメインでしょうが、教師の対応が不登校を引き起こす現認になったことは明らかです。

 

他の実例

他のケースでは担任に相談した結果、相手の生徒を呼び出して話を聞いたはいいものの逆恨みをうけていじめがエスカレートしたケースもあります。

記憶に新しいところでは、滋賀県大津市で起きたいじめによる男子生徒の自殺の事件でも、担任の男性教諭は「やりすぎるなよ」と笑って対応していたといいますから、世も末です。

 

私の経験談と実例

学校の教室

ここからは私の実例です。私は教師が原因で不登校になった訳ではありません。ただ、小学校の時に不登校の同級生がいて、その児童に対する対応があまりにも目に余ることがありました。

その同級生はアトピーがひどく、友人とうまく打ち解けられなくなっていったことから学校を休みがちになりました。小学校高学年になってほとんど学校に来れない状態になりましたが、ふと思い出したように3時間目からなど遅刻で学校に来ることがありました。

その日もフラッと学校にやってきた同級生は、おそらく勇気を振り絞って学校に来たんだと思います。行かないよりは行った方がいいし、でも学校に行ったら行ったで周囲の目も気になるだろうし、でも親もきっと学校に行ってほしいだろうし、自分も家にいるよりは学校に行った方がいいと色々な葛藤を抱えて、やっと勇気を振り絞って学校に来たんだと思います。

 

で、授業中ガラッと扉が開いてその子が教室の中に入ってきたのですが、その時の担任(男性)はその児童を見るなり、「おい○○(その子の名前)~!」とその子を呼んでみんなの前に引っ張り出し、なんと胸倉を思いっきりつかみあげて「なんで朝から来ないんだー!?」と睨みつけました。もちろん、クラスのみんなの前で、です。

 

小学生だった私は、正直引きました。いくらなんでもやりすぎでしょ、と。案の定、その後しばらくその同級生は学校に姿を見せなくなりました。

 

たださすがに学校側に苦情が入ったのか、その後担任は遅刻でやってきたその児童に対して急に優しくなり、以前のような強硬な対応は見せなくなりました。しかしあれは適切な対応ではなかったと思います。

その先生はよかれと思って強い刺激を与えたのでしょうが、同級生の私が覚えているぐらいです。きっと本人の心には深い傷が残ったのではないかと思います。

 

自分に被害がなくとも不登校に陥るケースもある

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意外に思うかもしれませんが、直接自分に被害がなくとも教師の振舞を見て不登校になるケースも実はあります。

教師の邪悪な一面を見てしまった場合や理不尽な対応、怒鳴り散らすことが多いなど、それにビクビクしながら過ごしているうちにストレスが大きくなり、嫌気がさしてしまうことも。

 

例えば、すぐに暴力をふるう教師がいる。自分が殴られた訳ではないのですが、誰かが殴られる場面を何度も何度も見ているうちに学校に行けなくなったということもあります。

ストレスというのは、自分に被害がなくともそれを見せられたり、いつその矛先が自分に向くか怯えているだけでも十分な脅威になるという訳です。

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