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なぜ中学不登校だった人の多くが通信制高校へ行くのか?

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中学で不登校状態にある生徒の進学先として有名なのが、通信制高校です。

この記事では、不登校の生徒がなぜ通信制高校を選ぶのか?なぜ不登校の生徒と通信制高校は相性が良いのか?について取り上げました。

この記事で伝えたいことは、何らかのハンデや事情を抱えているのであれば、まずは通信制高校を含めた広い範囲から情報収集を開始しましょう、ということ。

不登校といえど、別室登校、完全不登校、五月雨登校など今の状況は人それぞれだと思いますし、例え全日制希望であったとしても、通信制に対する先入観を持たずに調べてみると良いと思います。

自分の目で見て、それでもしダメだったら候補から外せば良いので、まずは通信制高校を含めて積極的に情報収集をしてみることをオススメしています。

 

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中学で不登校だった生徒の多くが通信制高校を選ぶ理由

ルネサンス高等学校の入学案内

2008年と少し古いデータなんですが、通信制高校の生徒のうち約6割が不登校経験があると答えています。通信制高校は作文や面接で入試を行うのが普通で、中学時代の出席日数や内申書、学力は重視されません。

面接で暴言吐くとか、よっぽど酷くない限り入試で落ちることはないし(よほどの人気校は別ですが)、不登校でどれだけ不利な状況であってもどこかの高校には必ず行けると思ってもらって大丈夫です。

不登校の生徒にとって高校受験は悩みのタネですが、通信制高校が不登校生徒の受け皿となっているのです。

そして進学した生徒の多くが、そこで立ち直り、社会的に自立していくきっかけを掴んでいます。

 

通信制高校の仕組み、卒業条件について

通信制高校の仕組み、卒業するための条件について、簡単に紹介します。通信制高校を卒業するには、

  • 3年間の在籍
  • 74単位の取得
  • 30時間以上の特別活動への参加

の3つが条件。通信制高校は単位制というシステムを採用しているので、3年の在籍期間中に74単位を自分の好きなペースで取得すれば、卒業できます。

通信制高校で単位を取得するには、

  1. レポートの提出
  2. スクーリング(授業出席)
  3. テスト(単位認定試験)

をこなし、最後のテストに合格しなければいけません。

レポートは小テストのようなもので、普段は映像授業とか、教科書とかでの自主勉強して毎週数本程度、提出していきます。高校は前期と後期の2学期制を敷いている学校が多く、希望者は規定の制服を着て登校する事もできます。

卒業のために絶対に取得しなければいけない必修科目を抑えつつ、自分で取りたい授業を自分で選択していく、まぁ大学のようなシステムです。

通信制高校には進級という概念がなく、留年もありません。3年で74単位に届かなければ4年目に突入しますから、そこだけ注意しておくこと。

 

なぜ不登校経験者と通信制高校は相性が良いのか?

なぜ不登校の生徒の多くが通信制高校を選んできたのか?と言うと、

  1. 自分のペースで学校生活を送れる
  2. 不登校からでも馴染みやすい環境が整っている
  3. 学習面のサポートが手厚い

この3つが代表的な理由です。一つ一つ、詳しく解説します。

 

自分のペースで学校生活を送れる

飛鳥未来高等学校のコース紹介

飛鳥未来高等学校のコース紹介

通信制高校は、様々な登校コースが用意されているので、自分がどれだけ学校に通うのかを自分で決めることが出来ます。通信制高校は月に1~2回、週に2~4回などの様々なコースがあるので、不登校の生徒も、自分のペースで学校に通うことが出来ます。

通信制高校は中学校や全日制高校のように決まったクラスもありません。授業によっても他の生徒の顔ぶれも異なりますから、人間関係のしがらみもないです。

不登校期間が長い生徒だと、いきなり全日制高校に入ってもいきなり学校に行けるか不安だという人も多いのですが、その点は心配いりません。

コースは年度によって変更できるし、単位の履修計画も初年度は多め、2年目は少な目などの調整も自由です。

 

不登校からでも馴染みやすい環境が整っている

次に、不登校経験者が多い分、不登校が珍しくないというのも馴染みやすい理由の1つです。通信制高校では不登校が特別じゃないというか、良い意味で特別扱いされない。受け入れる側も不登校の生徒に慣れていますし、同級生だって不登校を全く特別視しません。

通信制高校の多くは学生1人に対して担任がつき、私立の通信制高校であれば生徒一人ひとりに対するサポート体制も充実していて、面倒見がすごく良いです。その効果もあって、卒業率も9割を超える所がほとんど。

生徒数や学校の規模から見ても、先生方が生徒全員に目が届く丁度よいレベルですから、生徒も居心地が良く、生徒が自分の居場所を感じられるという安心感があるようですね。

ちなみに中学校からの新入学なら、高校入学前から通信制高校に通い、入学後にスムーズに高校生活に入れるようにする「プレ登校」という制度を持っている通信制高校もあります。

4月の入学時点で既に環境に慣れた状態で高校生活をスタートできるので、なかなか評判も良いようです。

 

通信制高校でも学校行事も多いよ

通信制高校の資料の中の学校行事のページ

修学旅行や文化祭などの学校行事が盛んな通信制高校もあります。友達を作りやすいキッカケを作る意味もあって、4月や5月といった早い段階で行事を増やしたりとかね。

友達と積極的に関わりたい人はこういう行事を利用してどんどん関われるし、逆に対人不安が強くてあまり人と関われないという人は、そういうコースを選べば良いし、学校行事にも消極的で大丈夫。

その点は本当に自由だし、個人の意志を尊重してもらえる環境というのが通信制高校の良さです。

 

学習面のサポートが手厚い

不登校の生徒のほとんどは学力に不安を抱えていると思いますが、学習面のサポート体制にも力を入れています。

私立の通信制高校限定ですが、週に2日、3日などの登校コースでは授業の中でレポート課題をこなしていけるようカリキュラムを組んでくれます。

さらに小学校、中学校レベルの学習に不安があれば、高校での勉強に追いつけるように習熟度別のクラスで授業を受けたり、(学費は別途かかりますが)補修や個別指導を頼むことも出来ます。

今は高校のことで頭が一杯かと思いますが、卒業後は4年制大学や専門学校に進学する生徒も多いです。

4年制大学、短大や専門学校への指定校推薦枠を持っている通信制高校が増えていますので、卒業後に進学を希望している生徒にとっても心強いですね。

通信制高校のことについてもっと知りたければ当ブログの「通信制高校カテゴリ」の中に学費のことなど関連記事をたくさん投稿しているので、気になる記事があればぜひお読みください。

 

通信制高校の探し方について

通信制高校を探す場合は、都道府県別でネット検索しても良いし、「通信制高校があるじゃん! 2017-2018」のような一覧本を購入して調べることもできます。

とりあえず雰囲気を掴みたいなら、自宅近くの有名ドコロの通信制高校を表示して一括でパンフレットを請求できるこの記事で取り上げたような一括資料請求サイトを使うと便利です。

実際に資料請求した時に利用した時の記事がこちらです。

通信制高校のパンフレット

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