不登校を繰り返す意味と対策

期間に関わらず、一定期間学校に顔を出さなければ戻るときに大きな勇気が必要です。

不登校の場合は、子供自身が学校に行かないことに罪悪感を感じていることが多いです。

さらに人間関係などがそこに絡んでいると、余計に戻りづらくなってしまいます。一度は不登校になった、なりかけたけどなんとか戻れたのは素晴らしいことです。

しかし、残念ながら再び不登校状態になって繰り返してしまうこともやはり無視できません。

ここでは、不登校を繰り返すという状態が意味していることと、それに対する対策も含めて考えてみます。

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「不登校を繰り返す」とはどんな状態か

繰り返すという意味がどういう状態にあるかは人によって変わると思います。遅刻、欠席、出席が入り混じる五月雨登校状態でも不登校を繰り返しているとも言えます。

しかしここでは「一定期間学校に行けない時間があってからなんとか学校に復帰できた。しかし再び糸が切れたように学校に全く行けなくなる状態」のことを不登校を繰り返すこととします。

同じ学校で学期の替わり目や進級時に戻ったけど、結局また学校に行けなくなったパターンや、不登校が理由で別の学校に転校したけど、転校先でもまた不登校になってしまったパターンもこれに該当します。

不登校を繰り返すということは3つに分けられる

いじめや人間関係、思春期、原因・理由なき不登校など、不登校の実態と背景は実に様々です。

ただ、勇気をもって学校に戻ったけどまた行けなくなったケースとしては、失敗体験が重くのしかかるケースもあります。

不登校を繰り返すという状態が意味しているのには3つに分けることが出来ると私は思っています。

  • 元々の根本原因が解決できていないか更に悪化した
  • 元々の問題は解決できたが、新たな問題が出現してきた
  • 元々の問題に加えて新たな問題も出現してしまった

明確に分類する必要はないと思いますが、いずれかだと考えるのが自然でしょう。

元々の根本原因が解決できていないケース

わかりやすく、例を挙げてみます。ちなみに、ここで挙げる例は私個人が勝手に考えたもので、多少極端にしてあります。それから、ここで紹介するものは実在した例でもありません。

ある生徒が起立性調節障害という病気にかかっていたとします。(この起立性調節障害は知らない人も多いでしょうが、朝起きれない病気とも言えるもので、起床時に血圧の関係から非常に困難で頭痛や吐き気、眩暈などを引き起こすものです)

学校に行けない原因が朝起きれない起立性調節障害にあったとすれば、いくら学校に頑張って戻っても病気そのものの改善がなければ繰り返してしまうのは仕方ありません。

根本原因は解決できたが、新たな問題が出てきたケース

人間関係のもつれやいじめなどで学校に行けなくなった生徒がいたとします。

しかし、不登校で学校に行けていない間に学校側も両親も協力してくれ、和解したとしました。相手とのわだかまりはもう一切なく、もう学校でいじめられることはなくなりました。

しかし、学校に行けていない期間がすこし長くなってしまったことで勉強の内容に追いつけず、授業内容がさっぱりわからない。

授業中に指名されても一切答えられず、恥をかく。でも何からどう勉強してもいいかもわからず、受験を視野に入れていた子の生徒は自分の将来を悲観し、再び不登校に…。

これはいじめという問題は解決したのに、別の新たな問題が出てきたケースです。わがままを言うなと言いたくなっても、堪えるべきです。

学校に行けない状態になってしまったとはいえ、子供は別に悪いことは一切何もしていないからです。

根本解決が出来ていないのに新たな問題が出てきた

朝起床するのが困難な起立性調節障害でもなんとか学校に復帰したけれど、遅刻を繰り返しながらなんとか学校に通っていたとしましょう。

しかしクラスメイトや友人からは怪訝な目で見られ、「ただサボっているだけ」と言われて再び不登校に。

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あるいは、いじめで悩んでいた生徒が長期間不登校をしていて、あるとき数年ぶりに勇気を振り絞って教室に戻ったとします。

するとクラスメイトから「なんで来たの?」と声をかけられて行けなくなった。

この「なんで」は悪気があって言ったのではなく、なんで普通の日の今日に来れたの?ぐらいの、軽い気持ちで聞いたのだとしても、その子にとってはその一言がグサッときて行けなくなった。

これら特定の問題と闘っている最中に別の問題が出てきてしまったケース。

周囲から取り残された孤独感と味方のいない教室に様変わりしてしまい、新たな問題が出現してきたと言えるでしょう。

両親に伝えたいのは、子供の動向に一喜一憂しないこと

子供が学校に戻ると、親は飛び上がるようにうれしい気持ちでしょう。

しかし、親は子供の動向に一喜一憂しない事です。

なぜなら、子供にプレッシャーを与えるだけなので。

今日は行った、今日はいけなかった、明日はどうか…など、自分の動向次第で家族を振り回しているのを見ると、やはり重圧を感じるのが普通です。

子供の動向を見守りつつ、どうなっても両親は大丈夫というドシッと構える気分でいましょう。

無理なら無理でいいですが、子供の前だけではそういう感情の起伏を見せないようにだけしていればOKです。


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