「中学・高校で不登校、子供の将来が不安だ」という親御さんへ

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自分の子供が中学で不登校、高校でも不登校という現実に直面すると、親の心情も暗いものになりがちです。いつまでこの現実が続くのか、これからどうなるのか、子供の将来は…。

不登校と一口に言っても、フリースクールや適応指導教室など外部支援との繋がりが保てていたり、今後に向けて明るい兆しが少しでもあれば良いのですが、ずっと家に引きこもっている子供であれば不安はより大きくなると思います。

ただ、そのような暗黒の状況にあるあなたに伝えたいことは、「例え中学3年間不登校であっても、高校で不登校になっても、その子供の将来が台無しになる訳ではない」ということです。

不登校経験のある人なんて、日本全国に山のようにいます。そういった人たちがみな、絶望的な未来を生きている訳ではありません。不安が強くなればなるほど視野も狭くなりますが、まずは先人の例に目を向け、冷静さを取り戻しましょう。

 

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中学・高校で不登校、子供の将来が不安で仕方がない

不安で顔を埋める女性

このままの現実がいつまで続くのか?希望ある未来はやってくるのかと考え出すと絶望的な気持ちになるかもしれません。しかし、不登校経験がある人全てが悲惨な今を生きている訳ではありません。

私のように過去に不登校経験があったり、高校中退経験者であっても、その後、社会に出て経済的にも独立して結婚して子供を持って、親となって生きている人だって普通にいるのです。

だから、今苦しくても、それが一生続くなんて考える必要は全くない。

 

不登校経験者が振り返る、学校という場所

不登校経験がある人は、「学校は自分の人生にとって最も辛い場所だった」と振り返ることがよくあります。私も学校という閉鎖的で一律的な空間は大人になった今でも、未だに苦手です。

小学校、中学校、高校よりも社会人になってからのほうがよっぽど自分らしく過ごせているし、あの頃にはもう戻りたくありません。自分にとって学校という場所は、人生における最も過酷な場所でした(大学を除く)。

日本の学校というのは横並びで一律的、閉鎖的な空間です。多様な価値観を認めず、管理主義的で、規則の厳しい、古めかしい軍国主義の名残さえ残っています。だから、ある意味では洗脳的な場所でもある。

多感な年齢の子供にとって、その閉鎖的な空間に馴染めない子供が一定数出たとしても、何の不思議もないし、ある意味では仕方がないのだと思います。だから、あなたのお子さんがそこに属していたとしても、何も恥じる必要はないのです。

 

不登校の子供の親ほど学校を神格化してしまう

学校に通っていないからといって、ダメ人間になるなんてことはありません。学校に通った人が全て立派な人になる訳ではないのと同じで、学校に通わなくても立派に羽ばたいていける人もいるのです。

だからあなたのお子さんが学校に通えていなかったとしても、何も恥じる必要はない。その分、他のところで社会を生き抜くために必要なことを学べばよい。

社会を生きる上で必要なことは、学校でしか学べない訳じゃないんだからさ。

子供が不登校になると、親はどうも学校を必要以上に神格化します。でも、学校ってそんなにすごい場所ですかね?教育の重要性は認識してますけども、学校で受けられる教育なんて教育の中の一部でしかありません。

 

不登校の子供を明るい将来を導くために必要なことは何か?

親であるあなた自分自身も、不登校の当事者です。

共に悩み、共に苦しみ、共に支え合う意識を忘れずにいること。その子供が今後、行動を起こし、社会と関わろうとする動きを見せた時に、スムーズに社会に出ていけるように見守り、支える。

子供は社会、他者と関わる自信を喪失しています。自己肯定感を失い、自分という存在を否定します。

そんな子供に愛情を注ぎ、自信を養い、自己肯定感を取り戻し、そして自分の人生を前向きに生きる感情を植え付ける。

これが、不登校の当事者である親の役目です。

 

不登校の過去から社会に羽ばたいていった人たち

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中学で不登校、中には3年間ずっと不登校、高校でも不登校、高校中退、留年、小学校低学年から不登校、色んな不登校経験がある人が、この世の中にはいます。

ではその人達は今どうして過ごしているのか?

不登校から大人になったら…その後の人生は驚くほど逞しい」の記事でも書きましたが、不登校の経験を活かして、教育関係の仕事に就いた人、漫画の仕事に就いた人、難関大学に進んで大企業に就職した人、専門学校に進んで仕事に就いた人、本当にさまざまです。

こういった不登校経験のある人のその後はいろんな書籍で目にしましたが、これまでに失ったものを取り返すように、あるいは溜め込んだエネルギーを開放するかのごとく、実にエネルギッシュで、実に個性豊かな進路を選んでいます。

彼ら彼女たちは「このままではいけない」という、人としての当たり前の感情、根っこにある芯を折ることなく育んできたからこそ、こういう将来を手にしたのだと思います。なぜそれが出来たのかといえば、両親や周囲の人の理解とサポートがあったからです。

逆に、何歳になっても社会と関わろうとせず、引きこもりを継続してしまう人は、この芯の部分が折れて無欲化してしまったのだと思います。今の自分を変えようという気持ちすら失い、行動を起こすキッカケを逃し続け、状況を打開できないまま、時間だけが過ぎてしまった。

あなたのお子さんは、どちらの将来に進んでほしいでしょうか。そりゃあ、前者ですよね。

 

卵を育てるように見守りつつ、決して見捨てない

不登校になってふさぎ込んでいる子供は、「こんなことになってしまった自分を親はどう見ているのか?」をとても気にしています。

見捨てられたような気分だったり、自分のせいでこんなことになってしまったと申し訳ない気持ちだったり、自分の存在を消してしまいたいような気持ちだったり、複雑な感情です。

しかし何があっても「親は自分を信じてくれている」、「何があっても自分の味方でいてくれる」という安心感、自分の居場所こそが、子供の最大の支えです。そういう安心感こそが、今の状況を抜け出そうとするエネルギーの源になるからです。

ここで親が正論をかざして子供を論破し、追い詰めたところで、得られるものは何もありません。生み出されるのは、「一生消えることのない子から親に対する恨み」のみです。

これは、不登校経験者なら誰もが賛同してくれるはずです。

 

不登校の子供が自己肯定感を失い続ける怖さ

「自分なんていなくなったほうが家族にとっていい」、「自分の存在を消してしまいたい」、「自分という人間がいなかったことにしたい」という感情が爆発すると、それこそ自傷行為に及びます。

子供への愛情が伝わらず、自分の存在を否定し続ければ、自傷行為をする勇気が出なくても、どんどん無欲になり、今の状況を抜け出そうとする気力すら失います。逆に、その愛情がしっかり子供に伝わっていれば、自分も何か行動を起こしたいといずれ必ず思うものです。

子供とはそういうものです。そのために、母親や父親、そして家族は悩み苦しむ子供に愛情を注ぎ、子供を支え続けてほしいと思います。

 

明るい未来がやってくるか、引きこもりニートの不安な暗い将来化を決めるのは自分たち次第

最後にもう一度だけ。今どれだけ苦しくても、未来は必ず変えられます。「諦めたらその時点で試合終了」とはよく言いますが、本当にそのとおりだと思います。

自分が求める未来を現実にしたいのなら、自分が変わり、自分にできる努力し、継続すること。すぐには効果は出ませんが、継続は力なりです。過去を変えたいと後悔する10年後の自分がタイムスリップしてきたと思って、今出来る努力を出来る限りやってみてください。

きっと、明るい未来を手に入れられるはずです。