起立性調節障害の高校受験:全日制進学のポイント総まとめ

起立性調節障害の中学生の高校受験はどうするか?

起立性調節障害の人って進学先はどうやって決めたり、どんな進学先を検討しているのか、その辺をまとめて記事にしました。私も起立性調節障害から高校受験をした経験があります。

また、起立性調節障害の世界では第一人者といってもいい、田中英高氏の著作での統計、意見をもとにした高校選びの重要ポイントと私の経験談を織り交ぜています。

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起立性調節障害の高校受験で検討される代表的な進路先は3つ

起立性調節障害の生徒の主な高校進学先は以下の3つです。

  • 全日制高校
  • 定時制高校
  • 通信制高校

通信制高校は通学ペースが緩く、自分の体調に合わせて授業に出席することも出来ますし、全く通学せずに自宅学習メインで、年に1回だけスクーリングに行けば卒業できるコースもあります。

卒業までの道のりが人それぞれの都合に合わせて柔軟に変えられるので、この辺は起立性調節障害の人と非常に相性がいいです。下記の記事は全日制高校から通信制高校に転入する人向けの記事ですが、中学3年生の人でも参考になると思うので、是非ご覧ください。

→ 起立性調節障害の人の通信制高校の選び方【転入編】

起立性調節障害の中学生の高校選びで超重要な4項目

  1. 中学3年生の出席状況
  2. 起立性調節障害の症状
  3. 本人が強く望む高校かどうか
  4. 通学手段と体力のバランスがとれているか

どれも大事ですが、3の本人の意思が最も大事です。いくら病状が軽めで、出席状況もそこそこ、通学手段が悪くなくても、本人の意思が弱ければ全て台無しになるからです。

だからこそ、親が勝手に「全日制高校を最優先に」という押し付けやエゴをとりあえず捨ててみる意識を持ってほしいと思いますし、受験者本人も「全日制高校に行くこと」にこだわりすぎないでほしいな、と思います。

起立性調節障害の高校進学は中学3年生の出席状況を参考にすべし

中学3年生の出席状況を振り返った時、だいたい以下の4パターンに分かれます。

  • ほぼ出席(欠席は月1程度)
  • 週1で欠席、遅刻
  • 年間の半分程度の欠席
  • 年間ほとんど欠席

1~2程度であれば全日制高校でも問題なく通って卒業できる可能性はありますが、、3~4の出席状況だと全日制高校は厳しいという認識を持った方が良さそう。

中3の出席状況と高1の出席状況はリンクします。つまり、中学3年生のときにほとんど出席が出来ていなければ、遅かれ早かれ欠席が増えていき、結局留年か中退という結果を招くことが多いということ。

この統計は起立性調節障害の有名医師、田中英高氏が著作で発表したものを引用しており、専門家の長年の統計によるものである以上、この意見は無視できません。

これらの考えがまとめられた田中医師の参考書籍はこちらです。

中学3年生の欠席状況が悪くても乗り越えるには「本人の意思」

しかし、中学3年生のときの出席状況が悪ければ必ず全日制高校を留年、もしくは中退するわけではありません。出席状況が悪く、症状がやや重くても、全日制高校を卒業する人たちもいます。

そういう人たちに共通しているのが、本人が強い意志を持ってその高校へ進学したことです。

その高校のカリキュラムや校風に魅力を感じただけでなく、起立性調節障害の症状を持った自分の体では卒業までこぎつけるのにかなり頑張らなければいけない。この厳しいと現実を受け入れた上で、それでもやっぱりその高校への進学したいと強く希望し、合格した人は卒業できる割合が高くなります。

これも、田中意思の見解。経験者としても、ぐうの音が出ないほどに同意しますね。やっぱり、本人の意思というのは大事です。

起立性調節障害の高校進学は通学手段も重要事項

もう一つ注意したいのが、通学。

高校の魅力や校風だけでなく、学校までの通学条件とそもそも本人の体力状況がバランスがとれているかも大事です。

年間通して欠席が非常に多いのに、自宅から2時間もかかる場所だったり、通学は満員電車に歩きも多い、しかも坂道ばっかりなんて条件だったら、それはもう自殺行為です。

私の話ばかりで申し訳ないのですが、そんなに入りたい訳でもない、底辺レベルのガラの悪い私立の男子校に入ったはいいものの、30分の坂道歩き+超満員電車20分+上り坂道10分の通学先を選んでしまいました。

ええ、もちろん半年後に見事なまでに撃沈(中退)しました。自分の経験を振り返ると、確かに田中医師の述べる起立性調節障害の人の高校選びというのは理に適っていると思います。

なんとなく受験・進学する高校を決めるのが一番よくない

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出席状況が週1ペースや半分程度であっても、本人がそれほど望まない高校に進学すると中退率、留年率が跳ね上がります。私もそうなった一人です。

そりゃ、頑張ろうというモチベーションがそもそも低いので当たり前ですよね…。

体力的にも厳しくなり、疲労が溜まるにつれて欠席が増えていき、2学期ぐらいにいよいよ厳しくなるというのはよくある話です。(ま、これも私の話なんですけど)

なんとなく全日制高校に行くとか、今の自分のレベルで行けそうな高校がここしかなかったとか、そういう消極的な理由で高校を選ぶと、卒業までなかなか持たないです。そもそも全日制高校だけにこだわらず、通信制高校や定時制高校も含めて、もっと広い範囲から高校を探して、納得のいく高校を受験すべきでした。

私の経験上、高校を中退するというのは精神的なダメージが非常に大きいです。中学生の時は深く考えなかったんですが、今振り返るともっと真剣に高校を選べばよかったなぁと反省します。

とにかく高校の情報をひたすらに集めて見学に行くしかない

FireShot Capture 112 - 飛鳥未来高校 I 通信制・単位制の飛鳥未来高等学校 - http___www.sanko.ac.jp_asuka-mirai_index.html

全日制高校、定時制高校、通信制高校に優先順位は作らず、平等に満遍なく見ていくことをおすすめします。私のように全日制高校に行くことばかりにとらわれて失敗するよりも、本人が楽しく満足して高校生活を送れることのほうが大事です。

全日制高校の情報ばかり集めていたけど思うような所がなかったのに、気分転換に通信制高校に見学に行ってみたらら、本人がその学校に猛烈に気に入ったとか、そんな話も山のようにあります。

私の経験談を振り返っても、全日制高校にばかりこだわらず、最初は(いや、最初だからこそ!)もっと範囲を広げて、広い視野で高校選びをしてほしいなぁと思います。

全日制高校、定時制高校、通信制高校の探し方

全日制高校の情報は学校の先生、塾など人づてに聞くのがいいでしょう。

ネットでは地域に限定した高校の情報が出にくいですし、信憑性の低い情報も残念ながら多いです。しかもその高校が出席日数や不登校の生徒に対してどういうスタンスなのかが全く分からないので、どういう生徒が合格したのか、過去の実績を持っている人たちに話を聞くのが一番信ぴょう性が高いかな、と思います。

通信制高校であれば、以下の記事で紹介している「自宅近くの通信制高校の一括資料請求サイト」を使ってみるのもいいでしょう。通信制高校は生徒獲得競争が激しく、全国から入学できるコースと拠点を持っている学校も多いので、ネットでも情報が探しやすいと思います。

→→ 自宅近くの通信制高校を一括資料請求【画像付き解説】

定時制高校は通信制高校のように情報がなかなか出回っていません。定時制高校の情報をまとめた書籍もないですし、一般のサイトもないので、情報探しは苦労しそうです。

最近では昼間に通う私立の定時制高校もあるんですが、地道に「定時制高校+地域名」でネット検索していくのがいいと思います。それか、学校の先生や塾、不登校の親の会、行政に紹介してもらうかですね。

通信制高校と定時制高校のどっちがいいか?


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