高校中退したその後の進路/主な選択肢は6つ

思いがけず高校での留年や中退が決まってしまい、次の進路を探さなければいけなくなった人に、高校中退後の進路についてまとめました。

  • 高校を辞めた後にどんな進路があるのか
  • 高校を中退した他の人はどんな進路をとっているのか

と言った、世間一般の高校中退したその後の進路についての内容をお届けします。

 

高校中退、その後の進路について:選択肢は6つ

一般的に、高校中退後に選択される進路は以下の6種類です。

  1. 通信制高校
  2. 高卒認定試験
  3. 定時制高校
  4. 全日制高校
  5. フリーター/就職
  6. 海外留学

上から順番に、有力な進路先です。昨今は通信制高校、高卒認定試験が圧倒的に多いですね。

厳密に言うとこの他に高等専修学校、技能連携校などもあるのですが、マイナーなのでここでは省きました。また、何もしない、いわゆるニートもここでは省いています。

 

高校中退した人のその後の最有力進路:①通信制高校

高校中退者にとっての最大の受け皿となっているのが通信制高校です。ここ数年、高校中退後の進路として最もメジャーで、最有力の選択肢と言えます。

通信制高校を卒業するには3年の在籍&74単位の取得が必要ですが、中退前の高校での在籍期間、取得済みの単位を通信制高校に引き継ぐことができます。

現在どこかの高校に所属している状態から通信制高校に入る場合は「転入」となり、同級生と同じタイミングで卒業できるなど有利な条件で通信制高校に移ることができます。

一方、既に高校中退している状態から再入学するときは「編入」となります。卒業時期はズレてしまいますが、以前の高校で取得した単位があればきちんと引き継ぐことができます。

 

私立の通信制高校でも学費の負担は小さくて済む

内閣府の調査によると、高校中退後の進路を決める時の悩みで多かったのが「別の高校や専門学校に進学・編入するお金がない(12.8%)」でした。

私立の通信制高校は学費が高いと誤解されがちです。確かに選ぶコースによっては年間100万ぐらいするような学校もありますが、高校卒業のためのコースだけなら私立でも数万円程度の負担で済むことがあります。

また、保護者の収入に応じて学費補助が出る就学支援金という制度があるので、経済的に余裕がない人でも、限りなく小さい負担で高校を卒業することが出来ますし、そもそも学費の安い通信制高校はたくさんあるので、心配はご無用です。

 

高校中退から、その後の進学を目指すなら:②高卒認定試験

通信制高校と並んでオススメの進路が高卒認定試験です。

正式名称は高等学校卒業程度認定試験、以前は大検と呼ばれてました。これに合格すると就職時の高卒の条件を満たし、さらに専門学校、大学などの受験資格を得ることが出来ます。私は、以前の大検を取得して大学へ進学しました。

毎年8月と11月、年に2回全国で実施されます。試験の難易度は低く、落とすための試験ではありませんから、独学での合格も十分可能です。

注意点としては、高認はあくまで資格であり学歴にはならないということ。

高認に合格しただけでは学歴は中卒のままですから(厳密には高校卒業程度の学力があることを証明はしているのですが)、大学、専門学校、短大などへ進学する予定のない人は高卒認定試験よりも通信制高校の方が良いです。

 

③定時制高校:おすすめ度B

定時制高校は通信制高校、高卒認定試験と比べて、高校中退後の進路としてあまり人気がありません。

定時制高校は4年制のところもあるんで、同級生と比べて卒業時期が1年ズレてしまうからです。

最近は3年で卒業できる定時制高校も増えているのですが、その分、スケジュールが過密になり、日々の生活はかなり忙しくなります。

既に高校を中退しまっている人だと、卒業時期はやはり半年ほどズレます。

大学受験を控えている人は学校の拘束時間が少なく、受験勉強のための時間を確保しやすい通信制高校、高卒認定試験を選ぶ人が多いですね。

定時制高校は拘束時間が長く、どれか1つでも単位を落としてしまうと留年になるので、それを嫌う人も多いです。

 

④全日制高校:おすすめ度C

全日制高校への転校、転入は引越しなど、よほどの事情がない限り認められていません。

受験をやり直して一つ下の学年に入り直す事はできるでしょうが、それもメジャーではないです。そのため、おすすめ度も低いですね。

そのため、高校中退者のその後の進路として他の全日制高校に入り直す、というのは珍しいケースです。よほど行きたい高校があるのなら別ですが、そうでないのなら、他の進路選択を考える方が良いかと思います。

 

⑤就職/フリーター:おすすめ度D

男性で体力に自信があるのなら建設現場関係の仕事とか、あるいはアルバイトを見つけてのフリーターです。

高校中退経験者としては最もオススメしない進路です。

高校中退直後の若い年齢の時は良いのですが、20歳を超えて、25歳を過ぎ、30歳になるまで中卒のままというのは、やはり悲惨です。

いつまでもフリーターを続けるわけにもいきませんし、いつまでも体力仕事を続けられるかも分からない。

高校中退者の就職先【男女別】/仕事がないを実感」や「後悔すると分かっていても、高校中退を避けられないあなたへ」でも書いたように、中卒の学歴ではそもそも仕事を見つけること自体が、相当な困難です。

仕事が見つかりにくい、選ぶこともできない、しかも他の人より低賃金となると、さすがに学歴のせいで背負うハンデが大きいと言わざるをえない。

もちろん、中卒の成功者だってこの世の中には存在するのですが、全体の傾向を見ればデメリットのほうが大きいのは明らかです。

 

⑥高校中退からの海外留学:おすすめ度C

メジャーな選択肢ではありませんが、海外留学を選ぶ人もいます。

イギリス、アメリカ、オーストラリア、カナダなどの英語圏を中心に、海外に留学し現地の学校を卒業するプランです。

その後、海外の大学などに進学しても良いし、帰国子女として日本に戻ってきて大学に入っても良い。ただ、金銭面、心理面、ともに非常にハードルたかい選択肢です。

ただし経済的にかなり余裕のある家庭でないと難しい。

 

中卒のまま社会に出ないよう、通信制高校か高卒認定試験が無難

通信制高校のパンフレット

高校中退してから本気で人生を立て直し、中卒のハンデを一緒背負い続けたくないのであれば、どこかの高校に入り直す、あるいは高卒認定試験を受けるべきです。

就職、フリーター以外で勉強をやり直すのなら、通信制高校か高卒認定試験を選ぶのが一般的なんで、高校中退し他人のその後の進路もこの2つが有力となります。

今現在、どこかの高校に所属しているのか、それとも既に中退しているのか。

大学や専門学校に進学する予定があるか、それともないのか。自分の性格や好みも合わせて、どの進路が最も良いのかを検討してみてください。

資料を請求すると具体的なイメージも湧きやすいので、とりあえず何をしたら良いのかわからない、という人はまず通信制高校のパンフレットの請求から始めてみてはいかがでしょうか。

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高校を中退した子供本人の気持ちがまだ塞ぎ込んでいる時の対処法

子供が高校中退からまだ立ち直れずに心の状態が万全でないときは、親が率先して資料を請求しておき、子供が興味を示した時にすぐに見れるようにしておくのもオススメです。

子供の気持ちがまだ十分に切り替わっていないときは、自分で進路を探してくるエネルギーもありません。

そういう時に具体的な資料を見ると、「今の状態からでも行ける高校はある」、「今からでもやり直せる」という気持ちの切り替えに役立ちますから、まず親が資料を請求しておくと行ったアシストも時には必要かと思います。

私は、高校を中退した時に親にこのアシストをしてもらい、それをきっかけに高認予備校に通い始めたので、この具体的な資料を目にする重要性は身にしみて感じています。

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