高校生の不登校と親の対応:避けるべき対応は正論攻撃

高校生の子供が不登校になってしまった、どのような対応を取るべきか悩んでいる…。

なんとか救ってあげたいけれど、余計に傷つけてしまうのではないか、放っておくのもどうかと思うし、学校に行けないままだと出席日数や留年もあるので、どうすればいいかわからない…。

高校生の不登校の場合、義務教育と違って留年や中途退学などの問題があるので放置するわけにもいきません。

まずは段階と理由を把握することから対応していくのがいいと思います。不登校にはどんな段階があって、どのような理由にはどのように対応すべきかを考えていきます。

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高校生の不登校には実は5段階ある!そして対応策も違う

flowchart-311347_640-min私の経験上、高校生の不登校には以下の5段階があります。どの段階であっても学校に戻ることが出来る人、出来ない人、最後の段階まで進む人など様々です。

長期化した場合、5段階全てを進んでいくことになります。

  • 第一段階:行きしぶり:学校に行けない、家庭内の混乱
  • 第二段階:不登校状態:昼夜逆転、ネットやゲーム三昧
  • 第三段階:現実の直視:留年や進級の可否が目の前に迫る
  • 第四段階:葛藤と行動期:このままでいいのかと葛藤し、行動に移し始める時期
  • 第五段階:大学・専門学校進学:行動の結果、進学が実現

この記事では高校生の不登校対応ということで、第一段階行き渋りの初期対応に特化し、その段階で家族や両親がとるべき対応について解説します。

親の対応で避けるべきは正論を突き付けること

学校にいけない子供から話を聞くときに、「そんなの当たり前だろ!」、「そんな小さいことで悩んでどうするの!」、「高校すら卒業できなかったら社会で通用しないぞ!」などと無責任に突き放すのは辞めた方がいいです。本人が一番よく分かっていますから。

それよりも、「私も以前こんなことがって、嫌な思いをしたことがある」とか「確かにそれは辛いなぁ」など、自己開示したり話してくれた内容を否定せずそのまま受け入れてあげるといいです。

いじめが原因ならそれを取り除く、明確な理由があるかどうかを把握したい

子供になぜ学校にいけないのか、何かあったのかは既に聞いていると思います。そこで何らかの答えがあって、明確な理由がある場合はそれを取り除いてあげるのがいいでしょう。

もちろん、全てのケースですぐに解決可能かどうかはわかりませんし、教師が原因で不登校という場合だってあると思います。

いずれにせよ、明確な理由があれば対処もしやすいのは確かなので、子供から何らかの理由を聞いているのであればその理由をつぶす対応を取りましょう。

いつまで休ませるか?の判断は正直答えがない

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逆に、答えがない場合はとりあえず休ませるという選択肢もあります。

ただ、いつまで休ませるか?という問題は非常に判断が難しく、無理やり学校に戻らせたはいいもののその後続かないことも多いです。あえて正解を言うなら「本人が回復するまで」となります。

しかし、高校の不登校には残念ながら留年や中退措置といったタイムリミットが存在しますから、いつまでも悠長に休ませるとも言えない事情があるのが実情ですよね。

それまでに無理やり戻らせるのがいいのか、あるいは中退や留年といった事態になってでも将来的にそちらの方が本人にとってよいという場合も少なからずあり、一概にどちらがいいとも言えません。

ゆっくり休ませて回復を待っているうちに学校を辞めざるを得なくなったものの、しっかり充電したことでよりエネルギッシュになり、高認をとって有名大学へ進学するケースもあります。留年だけは避けたいとの一心で戻る場合もあります。

現実的な考え方としては「学校復帰を念頭に置きながら、もしそれがダメなら他の手段を考える」のがいいでしょうか。

自暴自棄になって「もう高校辞める」と言い出したら…

思った以上にダメージが大きい場合、必ずと言っていいほど「もう学校辞める」と言い出すことがあります。

そのとき、周囲は正論を突きつけて猛反対し、本人は孤独感を強めて理論武装し、よりいっそう反発するという構図が出来上がります。

どちらの立場の言い分もわかります。私は高校中退→大検(高認)→大学進学の道をたどりましたし、受験勉強に集中できたことも合って以前通っていた高校では到底届かないであろうレベルの大学へ進学できました。

こういう経験があるので、正直どっちが間違っているとも言い切れません。学校の戻って卒業したけどニートで引きこもりになったのであれば、それでよかったとは言えないはずです。

まずは固定観念は決め付けを一切捨てて、ほんとうに自分にとっていい選択はなにか?それを冷静に、一緒に考えましょう。

大切なのは、子供にとっての理想が何かを自分で考えさせること。見栄や世間体を捨てて、子供にとって何がベストかを冷静に考えることです。


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