【大学進学が前提】通信制高校と高卒認定試験のどっちを選ぶか

高認か通信制高校かで迷っている人のほとんどは、進学を前提にしている人ではないでしょうか。この先の進学予定がないんだったら、正式な高卒資格で潰しが効く通信制高校で良いと思うんです。問題は、大学(短大、専門学校)に行くつもりの人。

私は高校中退から高認を取って大学に行きましたが、当時と今とでは環境も条件もかなり変りました。高認と通信制高校、それぞれのルールや仕組みを理解して比較するだけではなく、どちらを選ぶと、将来的にどう影響するのかという観点もこの記事で書きました。

30歳を超えて社会人となった私の個人的な意見としては、「どっちを選んでも大きな有利不利はないが、履歴書の学歴欄を綺麗にしておくことに越したことはない。吟味の上でどちらかを選んだら、自信を持って自分を磨こう」ということ。

今まさにどちらを選ぶかで迷っている方、親子の方々の参考になれば幸いです。

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通信制高校か高卒認定試験か、将来を見据えてどっちを選ぶと良いのか?

大きな学校校舎と青空

仕組みやルール上、高認試験は学歴じゃないから履歴書に高校中退は残るとか色んなメリットデメリットは既に理解している人が多いと思うんですけど、一番知りたいのは「高認と通信制高校、どっちを選ぶと、将来的にどう影響するのか?それを踏まえてどっちを選んだほうがいいのか?」って部分だと思います。

これに関しては、私の経験上「将来的に高認か通信制高校かだけが理由で人生に多大なマイナス影響を及ぼすことはないし、最後に社会から評価されるのはその人の人間性だが、それでも履歴書の学歴欄は綺麗にしておくことに越したことはない」と思っています。

こういう経歴って後から変更することが出来ないんで、今その履歴書の学歴欄を綺麗にできるかどうかを選べる状況にあるんだったら、後悔がないようにしておきましょう、と。

通信制高校のメリット・デメリット

まず通信制高校のメリットデメリットについて。

通信制高校は3年の在籍期間、74単位の取得が卒業条件。通信制高校に入る前に別の高校に通っていた場合は、そこでの在籍期間、取得済みの単位を引き継ぐことが出来ます。

  • 高校在学中に通信制高校へ転入すれば「中退」にならない
  • 学歴上、きちんとした高校卒業になる
  • 以前の在籍高校の単位、在籍年数を引き継げる
  • 皆と同じタイミングで高校を卒業できる
  • 就職、進学など卒業後の多様な進路にも対応できる
  • 学校行事や部活動など、学校生活をエンジョイできる
  • 専門学校の授業も受けられるので、専門性が養われる
  • 制服も着れるし、普通の高校生活を送れる
  • 高校生という社会的な所属組織があるので安心感がある
  • 高認ほど自由過ぎず、日々の生活にメリハリができる

次にデメリット。

  • スクーリングやレポート課題などを日々こなしていく必要がある
  • 卒業の為には3年の在籍が必要(以前の高校の在籍年数は引き継げる)
  • スクーリングだけは出席しないといけない

通信制高校と高卒認定試験を併用して単位認定することも出来る

ちなみに、高卒認定試験は通信制高校に在学中でも受けることができます。学校との相談、連携は必要ですが、高認試験で合格した科目は通信制高校での単位として認定してくれます。

実際に、定時制高校、通信制高校に在学中に高認試験を受けた人は、受験者全体のうちお21.6%、実に5,814人もいます(「平成26年度高等学校卒業認定試験出願状況」より※リンク先はPDF)。

通信制高校でのレポートやスクーリングの負担を軽減するためにも、高認試験で単位を取得してしまう人とか、単位を落とした時用の保険代わりに受ける人もいますね。

通信制高校に向いている人

これらの特徴を踏まえると、通信制高校に向いている人は大体こんな人物像です。

  • 正式な高校卒業の学歴がほしい人
  • まだ学校に在籍している人で「中退」の経歴をつけたくない人
  • 学校行事をはじめ、高校生活をエンジョイしたい人
  • 進学か就職か、自分の進路をゆっくり考えたい人

資格じゃなく正式な高校卒業の方がいい、というは通信制高校向きです。

また、卒業後に進学するか、就職するか、まだ何も決めていないという人も高卒資格が得られる通信制高校の方が臨機応変に対応しやすいです。

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高卒認定試験のメリット・デメリット

客観的に見える高認試験のメリットとしては、

  • 試験に合格しさえすればよく、ルール的な縛りが少ない
  • 落とす試験ではないので、難易度が低い(合格ラインは40点)
  • 高認試験にさえ受かれば、受験勉強に集中できる
  • 高校で取得した単位があれば、試験科目が免除される
  • 短期間で高校卒業と同程度の資格が得られる
  • 独学でも合格可能
  • 一度受かった科目はもう受けなくて良い
  • 日々の通学がない(予備校でも出席日数は試験と無関係)
  • もし不合格になっても、通信制高校の科目履修を受ければ単位認定され、合格できる

逆に、高卒認定試験のデメリットはこんな感じ。

  • 高認試験に受かっても飛び級入学はできない
  • 学歴上は高校中退が残る
  • 進学しないと学歴が中卒のまま
  • 試験当日に遅刻、欠席するとアウト
  • 最低1科目は合格しないと科目履修は受けられない
  • 試験が年に2回しかない

高卒認定試験に向いている人

以上の特徴から、高卒認定試験をよく受けている人の特徴をまとめるとこのようになります。

  • 年齢的に急いでいる、早く高卒資格がほしい人
  • 高校中退済で、高認合格後に大学、短大、専門学校に進学予定の人
  • 既に高校中退していて、受験勉強の為に時間を使いたい人
  • 高校卒業までに在籍年数や単位、出席、課題などのしがらみを受けたくない人

こんなところですかねぇ。やっぱり時間の制約を受けず、試験に受かりさえすれば良いという手軽さが魅力です。

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私が起立性調節障害から高校中退→高認(旧・大検)→大学を選択した理由

個人的な話になるのですが、私が高認試験を選んだ時のことを振り返ってみます。

当時はまだ今ほど通信制高校が多くなくて、魅力的な私立の高校も少なかったこと、次の進路を決める前に既に高校を中退していたことが高認を選んだ最大の理由です。

また、私の性格上、「出席日数や在籍年数のしがらみを受けたくない」、「大学進学を目指していた」という理由、見学に行った高認予備校が結構気に入ったという点がダメ押しとなりました。

もし中退前だったら、通信制高校と相当迷った思います。ちなみに、独学での高認合格を目指さなかったのは、やはり社会的な所属がないと不安だったこと、同じ目標を目指す人達との交流の場、自分の居場所が欲しかったからです。

私は高校1年で中退、1年生の冬に予備校に入り、2年で高認に合格したので、当時は予備校にでも入らないと時間が余って余って仕方がないし、所属が合って目標に向かうほうが親も安心するので。

リーマンショックの直後の就職活動でも面接まで普通に進めたよ

男性用のリクルートスーツと履歴書

私は高校中退から高認を取って大学に行き、リーマンショックの翌年という史上最悪のタイミングに就職活動をしましたが、高認で不利に感じたことは特になかったです。通信制高校でも、同じだと思います。

未曾有の不況と言われた時期でも、トヨタ自動車、三菱商事、三井物産、日立製作所、パナソニック、メガバンクといった有名企業の選考だって書類は普通に通過するし、面接だって普通に進みました。

だから高認で高校中退の経歴があるだけで、社会から敬遠されるってことは絶対にないと否定できます。

〔参考〕

結局のところ、高認を選ぼうが、通信制高校を選ぼうが、やっぱり最後は人間性です。でも、就職活動中は◯◯高校中退と何度も書くことになるので、気分的には良くないし、選考が進まなくなってくると確かに疑心暗鬼にもなるのも、また事実なんです。

だからこそ、履歴書の学歴欄をどうするか選べる立場にあるんだったら、慎重に選びましょう、と。その上で「どっちかを選んだのなら、自信を持って自分を磨いていけば良いし、それなりの努力をしていれば、社会は暖かく貴方を迎え入れてくれるはず」です。

まとめ

ここまでの記事内容でどちらにするか、ほぼ気持ちが決まったのであれば、それで良いです。ただ、通信制高校にする可能性を捨てていないのであれば、自宅から通える範囲にどんな通信制高校があるかを事前に把握しておきましょう。

せっかく通信制高校がいいな、と思っていても自宅から入学できる範囲に魅力的な学校がないのでは、全く意味が無いからです。

なので、先程から紹介している「ズバット通信制高校比較」のようなサイトを使って、自分の住んでいる都道府県にどんな通信制高校があって、どんなカリキュラムの通信制高校なのかを資料請求して、自分の目で確認しておくことが必要です。

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⇒ ズバット通信制高校比較

無料で使えますし、都道府県と今の状況(中学◯年、高校◯年など)を入れると自動で候補となる通信制高校やサポート校が一覧で表示されます。

下の記事でも使い方を解説してるんで、もし不明点などあれば参考にしてみてください~。

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あと、よくある通信制高校を選ぶときの希望っていつも似通っているんで、通信制高校を選ぶ時は下記の記事も参考になるかと思います。

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⇒ ズバット通信制高校比較


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