通信制高校卒業後の主な進路と就職先

通信制高校を卒業した後の進路は、どのようなものが多いのか?実はきちんとした統計があります。

ただ、前提としては通信制高校には各校の特色があり、各学校によって進路先に偏りがあるということ。

ここで紹介しているのは、あくまで通信制高校という全体の括りであることに留意してください。

もし仮に卒業後の進路を既に決めている場合(大学進学など)は、それに合わせた実績がある通信制高校を選ばれるとよいと思います。

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公立、私立両方を含めた通信制高校全体の卒業後の進路先

まず公立・私立両方を含めた全体の進路統計をご紹介します。ちなみに、ここで紹介しているのは全て文部科学省による2012年度の学校基本調査の結果です。

  • 就職(15.1%)
  • 大学進学(16.5%)
  • 専門学校進学(24%)
  • その他(42.5%)

2010年度と2011年度もみましたが、どの年度も大差はありませんでした。これ以外にも不詳・死亡の者という項目がありましたが、進路先という意味では参考にならないので省いています。

大抵は誤差の範囲内なので、構成比はこれから紹介するものも含めて、毎年ほとんど似たようなものだと思って頂いて大丈夫です。

公立の通信制高校卒業後の進路先

続いて、公立の通信制高校に限定した卒業後の進路を見てみます。

  • 就職(16.6%)
  • 大学進学(10%)
  • 専門学校進学(14.4%)
  • その他(55.9%)

就職とその他が多い一方、進学が少ないのが特徴ですね。

大学進学率、専門学校進学率は公立よりも私立の方が圧倒的に高いです。

私立の通信制高校卒業後の進路先

  • 就職(15.1%)
  • 大学進学(18.1%)
  • 専門学校進学(26.4%)
  • その他(38.6%)

サポート体制が充実しているせいか、その他の割合が公立に比べて少なくなっています。また、専門学校と大学の進学率が高いのも私立の特徴です。

就職にしろ進学にしろ、卒業後にしっかりとした進路先を確保したい場合は、やはりサポートが充実している私立の方が統計上、無難かもしれません。

就職先で多いのは製造業、サービス業

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統計によると、就職先の業界は製造業が最も多く全体の約18%を占めます。次いで宿泊・飲食・サービス業。

他にも建設、医療福祉、小売り、娯楽業などなどが続いており、サポート校で学んだことをすぐに活かしている人も多いようです。

具体的な企業名は各通信制高校の就職実績に書かれていますので、気になる方は資料を取り寄せてみてください。

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通信制高校の卒業者の2人に1人はニートになる?

ここまで見てきたように、実は通信制高校の卒業者の進路先は「その他」に分類される人が非常に多いことがわかります。

進路先の「その他」は就職も進学もしないので、いわゆるニートもここに含まれます。そのため、通信制高校の卒業者のうち、2人に1人はニートになるという意見もあります。

しかし、その他に分類される人すべてがニートとは限りません。公立の通信制高校であれば既に仕事を持っていて、卒業後も同じ職場で働いているという人もいるはずです。

その他に分類されるのは具体的にどんな進路か?

そのほかにも、(割合は少ないですが)留学、公共能力開発施設(俗にいう職業能力開発)がその他に含まれますし、家業の手伝いなども含まれます。

そして、その他の中で最も割合が多いと予想されるのが、フリーターです。

色々な所で、「通信制高校の卒業者のうち2人に1人はニートになる」と言われているのは、この「その他」全てをニートと仮定しているからです。

ただ、ここまで紹介したように「その他=全員ニート」では、当然ありません。

ですので、通信制高校卒業者のうち2人に1人はニートになる、というのはちょっと強引過ぎるかな、と思います。明らかに論理飛躍していますし。

ただ、せっかく高校卒業資格を得たのに進学、就職もしない人が多いのは事実でしょうから、フリーターも含めて、その辺をどう感じるか?はそれぞれの考えですけども。


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