起立性調節障害で高校中退や留年後の進路【経験者です】

起立性調節障害で学校に通えないと、中退や留年問題が出てきます。もし仮に今の高校を辞めざるを得なくなった場合、その次にどういう進路があるのか。

私も起立性調節障害経験者であり、高校中退経験者です。私は高卒認定試験(当時の大検)を受けて大学へ進みましたが、最近は通信制高校の充実もあって、こちらを選ぶ方も多いようです。

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起立性調節障害で高校中退や留年後の進路は大きく分けて二つ

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起立性調節障害で今の高校を辞める人が取る進路は、通信制高校か高卒認定試験の2つです。就職やフリーターという進路もありますが、それを望でいる人は少ないはずなので、ここでは省きます。

留年して学校に残るという選択もありますが、残ったところで症状が軽くならない限り同じことを繰り返す可能性が高いので、あまり現実的ではないように思います。今の高校を辞めるという前提でいうと、就職、フリーターを除けば、起立性調節障害の人が取れる進路先というと通信制高校と高卒認定試験の2択と言っていいです。

今までに起立性調節障害で高校に通えなくなった人の多くがこのどちらかを選択してきました。ちなみに、私は高卒認定試験を選んでいます。

起立性調節障害で高校中退や留年した人にとってはどちらがいいのか?

私個人の経験を振り返ると、通信制高校ではなく高卒認定試験(当時の大検)を選んだ理由は以下の3つ。

  1. 既に高校を中退していた
  2. 出席日数や在籍年数のしがらみを受けたくなかった
  3. 大学進学を当時から目指していた

当時は今ほど通信制高校は多くありませんでしたし、今更他の高校に移るのも気が引けました。自分が以前通っていた高校は教師からの押しつけが厳しいレベルの低い男子校だったため、ルールで雁字搦(がんじがら)めのもう高校はコリゴリという状態だったのも大きかったかな。

とりあえず出席などの細かいルールに縛られずに済むこと、試験に受かりさえすればいいという自由さ、大検の試験レベルも簡単だったこと、大学進学を目指していたことが主な理由です。

起立性調節障害の症状はそれほど重症ではなかったため、試験当日の朝に起きれないという心配もありませんでした。あと、見学に行ったところが結構気に入ったという点で決めました。

起立性調節障害から通信制高校へ転入するのが向いている人

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通信制高校への転入を検討しても良さそうな具体像でいうと、

  • 起立性調節障害が重症で通学がほぼ困難な人
  • 起立性調節障害でも学校生活をエンジョイしたい人
  • 学歴に「中退」をつけたくない人
  • 自分のペースできちんと高校を卒業したい人

こんなところでしょうか。通信制高校は通学ペースや勉強の内容、自宅メインでネットでの勉強など柔軟なコース設定があるのが特徴なので、起立性調節障害の人とも相性がいいです。

起立性調節障害の人の通信制高校の選び方

起立性調節障害の人が通信制高校に転入するメリットデメリット

まずメリットから。

  • 高校在学中なら転入すれば「中退」にならない
  • 学歴上、きちんと高校卒業になる
  • 以前の在籍高校の単位、在籍年数を引き継げる
  • 皆と同じタイミングで高校を卒業できる
  • 自分の体調に合わせて通学頻度が選べる
  • 受け入れ側も起立性調節障害に理解がある

次にデメリット。

  • スクーリングやレポート課題などを日々こなしていく必要がある
  • 卒業の為には3年の在籍が必要(以前の高校の在籍年数は引き継げる)
  • スクーリングだけは出席しないといけない

要約すると、通信制高校だと学歴上は中退ほど傷がつかないけど、その代り卒業までの条件が少し厳しくなるし、こなす課題や年数の制約も受けるよってことです。

高校を辞める前に転入すれば履歴書に書く学歴上、中退にならずに済むし、「高校卒業と同程度の資格」ではなく、きちんと「高校卒業」になる点が最大のメリットです。

ただし、以前の高校から単位と在籍年数は引き継ぎできるものの、卒業までの時間的な縛りも受けますし、日々片づけていかないと行けない事が多くなります。

起立性調節障害の人からすると、通学のペースは柔軟に変えられるとはいえ、スクーリングと単位認定試験だけはきちんと出席しないといけませんし、レポートも自分でこなさないといけません。

起立性調節障害から高卒認定試験に行くのが良さそうな人

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逆に、高卒認定試験の方が良さそうな人というと、

  • すでに高校中退をしていて、進学を希望している
  • 高校卒業のために出席や在籍年数のしがらみを受けたくない人
  • 試験当日でも朝起きて会場に行き、試験を受けられる人

というところかな。

起立性調節障害の人にとっての高卒認定試験のメリットデメリット

  • 高卒認定試験は合格しさえすればよく、ルール的な縛りが少ない
  • 落とす試験ではないので、レベルは決して高くない
  • 高認試験にさえ受かれば、受験勉強に集中できる
  • 試験に受かれば高卒と同程度の資格が得られる
  • 高校で取得した単位があれば、試験科目が免除される
  • 短期間で高校卒業と同程度の資格が得られる
  • 独学でも充分合格可能
  • 日々の通学がない(予備校でも出席日数は試験と無関係)

逆に、高卒認定試験のデメリットはこんな感じ。

  • 高認試験に受かっても飛び級入学はできない
  • 学歴上は高校中退が残る
  • 進学しないと学歴が中卒のまま
  • 試験当日は午前中から始まる

要約すると、「高卒認定試験は進学が前提。学歴上は高校中退の傷がつくけど、その代り資格取得までのハードルや時間的制約が緩い」となります。通信制高校とは逆の特徴と言っていいですね。

試験にさえ受かればいいので、時間を有効活用できるのがメリット。試験のレベルも決して高くありません。出席がどうであれ、勉強期間がどうであれ、とにかく試験にさえ受かればOK。

起立性調節障害の人で注意したいのは、試験当日の朝に起きれるかどうか。8月と11月の年に2回試験があり、受験科目によっては午前中から試験が始まります。起立性調節障害が重症の方は、試験当日に会場に行って受験しないといけません。

また、高認試験は進学を前提にした試験なので、大学や短大、専門学校に進学しないと、学歴上は中卒のままです。高認試験を取れば「高校卒業と同程度」の扱いは受けられますが、履歴書の最終学歴は中卒になるので、その点は注意したいところ。

決めかねているならまずは資料請求から

ここまで読んで、自分はどっちがいい、というのが明確に判断できるのならいいですが、まだいまいち決められないという人もいるでしょう。

「どっちがいいか」という万人にとっての明確な答えはないので、結局最後は「自分にとってどっちがいいか」が最終的な判断基準です。

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