高校中退の男性・女性の主な就職先:仕事がないの本当の意味

当サイトは不登校をメインテーマにしたサイトです。高校生の不登校を語るとき、どうしても避けて通れないのが高校中退です。

高校中退を考える時に「仕事をするかどうか」で大きく迷うと思いますが、実際高校中退してしまったときの就職先について、高校中退経験者の立場から紹介したいと思います。

高校中退する本人、そのご両親は色々心配だと思いますが、私が知っているありのままの事実をそのまま伝えたいと思います。

ちなみにここで紹介しているのは、高校中退の経歴のまま仕事を探す場合です。高認や通信制・定時制高校を卒業した場合はこの限りでない点にご注意ください。

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男性・女性別の高校中退者の主な就職先…仕事がないは本当だった

高校中退者の就職先や仕事について、男性と女性で仕事の内容が大きく違います。

男性の仕事は約半数程度が建設業関係の現場仕事です。他には多岐にわたるアルバイト、飲食店、清掃業なども多いようです。一部、ホストやボーイなどの水商売に流れる人もいます。

アルバイト経験を活かして、そのまま飲食店を経営したり、土建業で独立したという話もよく聞きますね。

基本は肉体労働で、体を酷使する厳しい仕事が多いです。

アルバイトは色々な業種のものがありますが、高校中退直後の十代後半~二十歳前後あたりまではともかく、20代半ばあたりになってくると労働条件の厳しさが増してきます。

社会保険の有無、労働時間の長さ、残業代の有無、そして賃金の安さといった、その仕事をトータルで見たときに、労働環境の良し悪しがリアルに出てきます。

高校中退者の労働条件が厳しいのは間違いない

高校を出ていないだけで、ここまで差別されなければいけないのかと憤慨するかもしれません。

しかし、なぜ採用する会社は高卒者ではなくわざわざ中退者を雇うのでしょうか?

それは、高卒以上の優秀な人材が来てくれない、その程度の会社だからです。

あるいは、社員を大事にしない使い捨ての人材を探している会社だからです。

高校中退者は労働力を買いたたかれるところが多いため、時間が経過したら用済みという理不尽な扱いを受けることが多々あります。

不況が直撃した時にまっさきに切られる対象となるなど、高校中退からの就職、仕事探しは年々厳しさを増しています。

高校中退者の女性の就職先・主な仕事

By: epSos .de

続いて女性編。

大きく分けると、夜の仕事と昼の仕事の2つに分かれます。生活環境の厳しさから、昼の仕事と夜の仕事を両方やっているという人もいます。

昼の仕事はレジや接客などのパートアルバイト。夜はスナックやキャバクラ、ラウンジレディなどの水商売が主です。

よほど生活が厳しい場合や、十代後半や二十代前半で子供を出産し、しかも夫とは離婚してしまった人。お金がどうしても必要な環境になって、性産業に流れる人も多くいます。

若い時に水商売で働く事に関しては色々な意見がありますが、金銭感覚がくるってその後苦労するという話はよく聞きます。

お酒を飲みすぎて体を壊し、夜の仕事はおろか昼の仕事までも出来なくなる。

あるいは、キャバクラなどで大金を稼いでは豪遊を繰り返し、昼間の低賃金の仕事なんてやってられなくなる、生活が乱れて大変といった話も聞きます。

女性の場合、結婚で人生が大きく変わるのも事実

あとは女性の場合、結婚によって生活環境が大きく変わることがあります。もちろん、いい意味でも悪い意味でも。

例え経歴が高校中退でも、幸せな結婚をすることで生活レベルが大きく変わったという話はよく聞きますし、ろくでもない夫と一緒になってしまってその後苦労するケースもしかりです。

私が高校を中退した時も仕事をするかどうかを散々迷った

私は高校を辞めてから大検(今の高認試験)を受験し、その後大学に進みました。

高校を中退した直後はやけくそもあって、もう土建業か何かで働こうかと本気で思っていました。

見かねた両親が「必要なお金があるなら出してやる。まだその気が少しでもあるなら、勉強を諦めるな」と言ってくれて、結局就職は辞めて大検予備校に通うことにしました。

このときのことは今でも感謝してもしきれません。あのとき就職を選んでいたら、全く違う人生を歩んでいたと思います。

もちろん、高校中退からの就職がダメだとは思いません。高校を中退してから仕事に就いて幸せに暮らしている人は多くいると思います。

しかし、これから高校中退して働くかどうかを考えている人に伝えたいことは、高校中退の経歴でこの世の中を生き抜くのは容易ではないということです。

人生の選択肢を広げるという意味では、大半の人にとって厳しい現実が待っていることを覚悟すべきです。

高校中退は仕事がない=労働条件のいい魅力的な仕事がない

よく、高校を辞めたら仕事がないと言われます。これは正確に言うと、仕事がない訳ではありません。

えり好みさえしなければ、何らかの仕事に就けます。

仕事がないの本当の意味は、「長く続けられるような、労働条件の良い魅力的な仕事がない」です。

よほどの専門スキルがある人、職人のような仕事、あるいはスポーツ選手や芸能人などの特殊な仕事で成功すれば話は別ですが、そういう仕事は誰でも簡単に就けるものではありません。

高校中退のまま就職するのは最終手段

家庭環境やお金の面、経済的な問題、個人の性格や向き不向きなど人それぞれに違うので一概には言えませんが、勉強で自分を立て直せるならその方がいいです。

今お金がなくても、アルバイトや仕事で溜めて学校に通うことも出来ます。

実際、しばらくアルバイトなどで働いてから高認を受けに来る人はかなりの数でいます。

その人たちは、厳しい現実に直面し、それを乗り越えるべく高認を取ろうと決意したという方が多いです。

通信制高校は卒業までに時間はかかりますが、定時制高校や高認試験も含めて学費を安く済ませながらやりくりする方法はきちんとあります。

私の経験上、「就職や仕事探しは最終手段」と割り切るぐらいが私はちょうどいいと思います。

他の選択肢はもう無理、働く以外に選択肢がないという状況になってからでいいと思います。

これは私の実体験と周囲の人を見ていて心の底から痛感したことです。


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