高校中退で後悔する人、しない人【中退経験者がアドバイス】

この記事をご覧になっている方は、本当は今の高校に通い続けるのが一番良いことぐらい分かっているし、高校中退すれば将来きっと後悔することも、悲惨な将来が待っていることも、本当はよく分かっているはずです。

でも、自分にはそれが出来ない事情があり、もう気力・体力の限界にまで達しつつあり、自分でもどうしたら良いのか分からなくなっているのではないでしょうか。

本当は高校をやめないことがいいことぐらい分かっているけど、もう今の高校に通い続けることは難しくなってしまった。本当は今の高校に通うべきとわかっているけど、出来ない。でも、高校を辞めると悲惨な未来が待っているの分かっていて、どうすることも出来ない。

この八方塞がりの状況に心を痛めている、そんな生徒、もしくはその親にこの記事が届けばいいな、と思います。

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高校中退を後悔しないためには、中卒のままにしないこと

窓を眺めながら後悔する女性

高校中退をすると、やっぱり後悔するんじゃないか?と聞かれたら、私は「高校中退後に中卒のまま社会に出てしまうと、高い確率で後悔するだろうね」と答えます。高校中退して勉強をやり直した人のほとんどは後悔してないだろうけど、中退後に何もせず中卒のまま過ごしちゃった人はほとんどの人は後悔してるはずです。

私がこの記事で皆さんに伝えたいのは、「高校を中退することがダメなんじゃなく、中退後に中卒のままにしてしまうのがダメなんだ」ということ。「高校中退=中卒」ではありません。高校中退後、別の高校に入り直すなりして、中卒の経歴をそのままにしなければ良いのです。

私は高校1年で中途退学し、その後アルバイトをしながら予備校に通い、高卒認定試験(当時の大検)を取得し、1年の浪人の経て大学へ進学しました。私は今の人生に満足しているので、当時高校を辞めたことは全く後悔していませんし、むしろ辞めてよかったとすら、本気で思っています。

しかし、高校を中退してそのままフリーターになったり、就職していたら、激しく後悔したでしょう。だから、高校中退すると後悔するか?と不安で仕方がない人は、中退後に通信制高校など勉強をやり直すための進路を取り、できれば大学や専門学校などに進学することです。

そりゃあ今通っている高校に通い続けて、そのまま卒業できるのなら、それが一番良いんです。それは誰だって、あなただって、(もしくはあなたのお子さんだって)よくわかっているはず。

しかし、何らかの事情でどうしてもそれが出来ないのなら、仕方がない。

高校中退後に中卒のまま社会に出てしまうことの後悔

中卒の厳しさというと、就職口の少なさ、低賃金労働、社会的信用度の低さとか、ネットでも周囲の人からも、色んなネガティブな話をたくさん聞くと思います。

それらは大抵本当のことではあるんですが、高校1年で実際に中退した私の個人的な印象でいうと、高校中退して中卒のまま過ごしてしまうことの後悔って、「自分に対する自信をどんどん失っていくこと」だと思います。

とにかく、中卒という経歴の自分は人として信用されていないという経験を嫌というほどします。せっかく挑戦したいことがあっても、中卒という経歴のせいだけで道が塞がれることも日常茶飯事だし、面接で何を言っても中卒のせいで信用もされない。

とにかく、人として信用されない。

だから皆、中卒では就職できない、厳しい、後悔すると口を酸っぱくして言うんです。

中卒のままの経歴で放置してしまうと、とにかく周囲の人間からの信用が得られず、中卒という経歴のせいで他の人とは違う扱いを受け、悔しいというか、惨め(みじめ)というか、どんどん卑屈になっていきます。

なんせ、中卒のままだと出来ることって本当に少ないから。

自分なんてどうせ中卒だから、どうせ、どうせ、どうせ…どんどん後ろ向きな気持ちになり、自己肯定感を失っていく。これが、中卒のまま過ごしてしまうことの弊害なんです。

高校中退後に中卒のまま社会に出てしまうことの弊害

若者の暗い足取り

どうせ頑張っても報われないと諦めていくと、酒、タバコ、ギャンブル、水商売、異性、お金と目先の損得や欲に流されていくようになります。もともと物事を考える力のない人なら、その日その一瞬が楽しく暮らせれば、それで構わないのかもしれません。

しかし、この記事を読んでいる方は、誰よりも真剣に自分の人生(あるいは子供の人生)を考え、悩み、苦しみ、そして真面目に物事を考える力を備えているはずです。

せっかく広いこの世の中に生まれ、自分の人生を満喫し、全うし、充実した人生を歩む権利がありながら、しかもまだ10代、これからの人生で何にだってなれる無限の可能性を残しているのに、わざわざ小さい檻の中に閉じ込められるような、そんな人生を歩みたいのか?

もう一度冷静になって、真剣に考えるべきです。高校中退がある意味仕方ない時もあるでしょうから、問題は、その後にどうするか。決して、中卒の経歴のままにしてはいけません。

とにかく、中卒は社会から厳しい目で見られます。就職口が見つからない、金銭的に恵まれにくいのなんてのは序の口です。それによって自分に対する自信を失い、自分の人生を前向きに生きることを辞めてしまい、自分の人生そのものを無駄遣いしてしまう。

だから、あの時もう少しが頑張っていれば、あのとき高校をやめなければ…そんな後悔が残りてしまうのです。これが、高校を中退して中卒のまま社会に出てしまった人が感じるリアルな後悔です。

高校中退するときは、その後の進路を一緒に考えること

何度でも言うように、今通っている高校にそのまま通い続けて卒業できるのなら、それが最も良いんです。しかし、どうしてもそれが無理になったのなら、仕方がない。

高校中退をやむを得ず避けられなくなったのなら、その次の進路をどうするかに気持ちを切り替えて、入念に情報を収集し、納得のいく決断をすること。親は決して「今の高校をやめるのなら、他の高校に入り直すことは絶対に認めない」などと子供を追い込まないこと。

高校中退後の進路としては、「高校中退したその後の進路/主な選択肢は6つ」の記事でもまとめたように、就職、フリーター、通信制高校、定時制高校、高卒認定試験などがあります。

高校中退という決断を後悔しないためには、この高校中退後の進路のとり方、これに全てがかかっていると言って良いです。まずは高校中退後にどんな進路を取れるのかを整理して、その中から納得の行くものを選びましょう。

高校中退前に通信制高校へ転入することも出来る

卒業証書と桜

一般的に、勉強をやり直すことを念頭に置いた高校中退後の進路では「高卒認定試験」か「通信制高校」を選択する人がほとんどです。

既に高校を中退している人であれば高卒認定試験を取る人が多いのですが、まだ高校に在学中であれば通信制高校への転入を第一に検討しましょう。

転入であれば18歳3月の同級生と同じ時期に高校を卒業できますし、履歴書にも転入学と記載すればよいので高校中退の文字を残さずに済みます。

一度高校をやめてしまうと転入ではなく編入となり、転入よりも条件が悪くなります。卒業時期もズレるし、履歴書にも高校中退の文字が残ります。在学中であれば出来ることも、一度辞めてしまっては出来なくなること増えてしまうので、必ず高校を辞める前に情報収集をしておくこと。

この記事をご覧になっている方は、今はまだ高校に在籍している状態の方が多いと思うので、まずは通信制高校への転入を第一に検討しましょう。高校中退まであまり時間がない、という人は下記の記事を参考に急いで調べ、通信制高校の資料請求なりをしてください。

〔参考〕 通信制高校への転入:高1/高2/高3別の単位引継ぎ例と卒業時期

高校中退という決断をすることに踏ん切りがつかない人へ

しつこいようですが、何度でも言います。

どうしても高校中退を避けられないのなら、自分の学歴を中卒のままにせず、どこかの高校に入り直すなり、高卒認定試験を受けて、勉強をやり直し、中卒の学歴をそのままにしないこと。

そうすれば、高校中退の決断は意味があるものに変わります。

今の高校に残って通い続けられるんだったらそれが一番。今一度、よく考え直し、まだ頑張れるのか?もう限界か?それでもやっぱり無理なら、しょうがない。しかし、それがどうしても無理、もう精魂尽き果てて限界になったのなら、潔く次に切り替えましょう。

人間、誰だって失敗したり挫折したり、思いがけない場面に遭遇することはありますから。すぐに切り替えられそうにないなら、しばらく休んでも良いです。でも、そのまま何もせずに何年間も過ごしてはなりませんよ。

一度の失敗にめげず、ひたむきに努力し、自分を立て直すことを諦めなければ、社会はきっとあなたを暖かく迎え入れてくれます。逆に、そのままなにもせず中卒のまま社会に出てしまえば、社会はあなたに冷たい態度を取るでしょう。そして、数年が経過してからようやく高校中退を激しく後悔するのでは、もう遅い。

どうせ高校を中退するんだったら、その決断が正解だったと胸を張って言えるように自分で努力すれば良い。かつて私が同じ道を辿ってきたように、高校中退の経歴を一切後悔することなく、むしろ自分の人生を考え直し、新しい道を切り開くきっかけへと繋げることが出来るはずです。

自分がこれからどんな人生を歩みたいのか?一時の感情に流されず、もう一度冷静になって考え直し、どうぞ納得の行く決断をしてください。

〔参考記事〕


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