進学校で起立性調節障害に…大学進学を目指す人の進路変更

全日制の進学校で起立性調節障害になってしまった…大学進学を前提とした進路変更を希望しているが、どのような進路を取れば良いだろうか?

この記事ではこういった状況にある方々に向けて、進路の選び方、受験の考え方、注意点などを、私自身の経験も踏まえながら紹介したいと思います。私は進学校出身ではありませんが、全日制高校を中退し、高認を経て大学に進学しました。通信制高校やサポート校には通っていませんが、大抵の事情は分かります。

1つ最初にお伝えしたいのは、起立性調節障害で進路を変更することは今や珍しいことではありません。また、そのことを恥じる必要も全くありません。今の子供にあった環境で、明るいい未来を切り開くために、ぜひ前向きな気持ちでこの記事を読み、また活用していただきたいと思います。

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全日制の進学校で起立性調節障害を発症…大学進学を前提とした進路の選び

高校の校舎と青い空

進学校かどうかに限らず、起立性調節障害で全日制から別の進路に変更する場合の候補となるのがこの3つです。

  • 通信制高校
  • 定時制高校
  • 高卒認定試験

詳細は「高校生の起立性調節障害/高校中退、留年が近づいてきたら…」でも書いてるんですけど、起立性調節障害が理由とは言え、全日制高校から定時制高校に大学受験を前提に転校するケースは稀なんで、大抵は通信制高校に転入(転校)するか、一度中退して高卒認定試験を受けるかの二択です。

高認か通信制高校、それぞれに一長一短あります。どちらを選ぶかはこの記事のテーマではないので省きますが、大学は高卒資格を得ないと受験すらできないので、まずは主軸となる進路をここでまず選びましょう。

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大学受験の勉強は塾か予備校か家庭教師か、あるいは独学か…

それと同時に考えておきたいのが、受験を前提にした勉強をどう進めるか。一般的に、全日制高校以外から大学受験を目指す場合の候補としては、

  • 大学受験予備校/塾
  • 家庭教師、個別指導
  • サポート校、通信制高校の大学受験コース
  • 独学(通信教材、参考書など)

こんなところです。

どこを選ぶかは当然、志望校がどのレベルなのか(東大京大一橋などの最難関国公立、早慶上智・関関同立、GMARCHレベルか、それより下か)にもよるし、今の自分の学力も重要だし、何より起立性調節障害の症状がどの程度なのかも重要な判断材料です。

よく「大学進学を目指せる通信制高校」を希望する人がいますが、受験勉強と高卒資格を得るための勉強を同じ環境でしなくても良いのです。むしろ、分けた方が都合が良い。

通信制高校の勉強だけで難関大を目指すのはほぼ不可能なので、塾や予備校のプラスαは必須。通信制高校(もしくは高認)では高卒資格のための勉強、受験のための勉強は東進とか駿台などの受験予備校で、とそれぞれに分けて考えた方が効率的に勉強できます。

特に難関大を目指す場合は!

通信制高校やサポート校の大学受験コースはレベル的に微妙

この中で注意したいのが、サポート校、通信制高校の大学受験コースです。もし偏差値60近辺以上(GMARCH/関関同立以上)の大学を目指すのなら、私の経験上、こういった所はあまりオススメしないです。

なぜかと言うと、こういう所の授業は素人に毛が生えたレベルの講師がしていたり、難関大受験のノウハウや指導経験が決定的に不足しており、レベル的にもお粗末な所が多いからです。受験の専門家ではなく、ただ必要にかられて短期間で一気に勉強しただけの内容を教えている、サラリーマン講師も多いです。

普段通う高校と同じ場所で受験勉強をできるに越したことはないのですが、難関大を目指す生徒にとっては、やはりレベル的に物足りないと思います。トライ式高等学院などの長年のノウハウが有るサポート校ならともかく、それ以外の場所で難関大を目指すのはややキツイかなぁと。

予備校や塾を探すなら、志望校のレベルに合った授業を行っていて、なおかつ受験のノウハウと実績があり、学生バイトなどではない専門講師による授業を行っているところのほうが、やはり受験には有利です。

独学はともかく、家庭教師、個別指導、塾、予備校あたりが無難ではないかと。起立性調節障害の症状がきつければ、授業が夜や夕方のところを選ぶなり、体調面とも相性の合う所を選びましょう。

起立性調節障害は脳血流が悪く集中力が持続できない点を理解しよう

採点済みのテストの答案用紙と赤ペン

起立性調節障害の学習面についても、1つ触れておきたいと思います。

そもそも、起立性調節障害は脳への血流が悪くなるので、集中力も持続せず、成績は低下するのが普通です。この成績低下の本当の原因は、生徒本人の学習態度や精神面の問題ではなく、起立性調節障害による脳血流の低下、脳機能の低下であることをまず理解しましょう。

集中力が続かず、思うような成績が出せずイライラして周囲に当たり散らすこともあるかもしれませんが、家庭では無理なプレッシャーはかけず、子供を受け入れてサポートしてあげてほしいと思います。

起立性調節障害は習慣面の地道な改善こそが治療の近道なので、「起立性調節障害の治し方」で紹介しているような日常生活で実践できることを一つ一つ丁寧に行うようにしてください。何もしないよりは、学習面でもずっとプラスに働くはずです。

起立性調節障害による成績低下から始まる悪循環に要注意

しかしながら、病気のせいで成績が落ちると言っても、そう単純に物事は解決しません。むしろ家庭の中で注意して見て頂きたいのは、成績の低下による生徒本人の精神面のダメージと、それによる悪循環です。

起立性調節障害になると欠席が増え、学力低下に拍車がかかります。進学校ならなおさら、周囲から取り残される、落ちこぼれる、周囲の目が気になるといった、ただの起立性調節障害からくる学力低下の問題に留まらず、それによる自尊心の低下、精神的な強いストレスの方が厄介なのです。

起立性調節障害は精神的なストレスで病状が悪化することが判明している病気なので、そのストレスが余計に病状を悪化させ、成績は低下、生徒の自尊心が低下し、疎外感のなか強いストレスを受ける…という悪循環の方が怖い。

今の進学校に留まれるのならそれに越したことはありませんが、留年が決まってしまば潔く進路を変更し、新しいストレスが少ない環境でやり直すほうが立ち直りは劇的に早いはずです。

体調、志望校、今の学力レベルなど総合的に判断しよう

PlanA,PlanB,PlanCの看板

いずれにしても、主軸となる進路を通信制高校にするか、高卒認定試験にするかを最初に決めめて、その後に大学受験のための勉強環境をどうするか、という順序で進路を考えましょう。

せっかく入った進学校を離れることは心苦しいと思いますが、そういう時こそ、手を動かし、足を動かして情報を収集です。誰にも相談せずにいるとどんどん悪い方向に考えがちですが、色んな学校のことを調べ、いざ資料を請求してみると具体的なイメージも湧いて、心の重荷がスッと軽くなるはずです。

具体的な情報に触れれば、この世の中にはいろんな学校があり、志望校に行く為の道筋も決して1つではないことがわかります。今まで抱えていた漠然とした進路や将来への不安もスーッと晴れていくので、不安が大きい人ほど、地道に情報を集めてほしいと思います。

通信制高校の情報はネットで十分手に入りますが、地道に都道府県別で検索にかけて行くのも大変なので、通信制高校を紹介する「ズバット通信制高校比較」のようなポータルサイトを使うと便利です。

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