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親の離婚が原因で不登校はありえるか?子供への対応は

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不登校の原因を探っていくと、家庭環境は真っ先に疑われるものです。

親の教育が悪いとか親の責任だとか、言いたい放題言われていますが、実際のところは皆さんどうお考えでしょうか。

このサイト、このページをご覧になっているという方は、大半が子供が不登校や引きこもりの状態にある親の立場ではないかと思います。

さらに、自分の至らないところを思い浮かべて罪悪感や後悔している一方、「親の責任ではない」、「家庭環境ではない」という擁護してくれる意見を無意識的に探しているのかもしれません。

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親の離婚が原因で不登校になるのか?

個人的には、「家庭環境と不登校の因果関係は、影響している事例もあるし、関係ない事例もある」と考えています。

我ながらまぁなんと都合のいい意見でしょうか!

でも、色々探っていくった結果、今の所はこの考えに落ち着いています。

 

もう少し限定させた言い方をすると、

「家庭環境と親の存在は不登校に何らかの影響を及ぼす可能性はあるが、所詮数ある可能性の中の一つに過ぎず、それらが確信めいた決定的な原因となることは少ない」になります。

 

さらに発展させると、「不登校の原因やきっかけが家庭環境と関わり合いがあるかどうかは事例によって異なるが、不登校を解決に導くために家庭環境は極めて重要」とも言えます。

分かり辛いと思いますので、もう少し詳しく説明しますね。

 

不登校のきっかけ、原因、理由と親の責任はあまり関係がない

前提として、不登校のきっかけや原因と親の責任(親の教育)は一般的には無関係だと思います。

つまり、不登校になるかどうかはよほど極端でなければあまり関係がないかと。

その極端というレベルが難しいですが、虐待や暴力、超学歴至上主義など一般的なレベルを超えた教育でなければあまり気にする必要はないと思います。

→ 家庭環境と親の教育方針で不登校になった例

不登校はどんな生徒・児童にも起こり得るものです。

また、社会背景の変化、学校という存在に対する強制力の変化、多様な価値観が認められるようになった時代の変化もあります。

なのでそれらを無視して不登校は親の責任と言いくるめるのには無理があります。

〔参考記事〕→  中学生に不登校は原因は母親のせいではない【確信あり】

 

不登校の子供は家族の絆を取り戻しバランスを取るためという説

少し違った角度からの意見では、こんな考え方もあります。

仕事熱心、仕事で大成功、起業して成功を収めた、出世しているなど、両親、もしくはどちらかが社会的成功を収めている人ほど、家庭では大きな問題を抱えている人が多いという見方。

また、母親と父親が不仲だったり、家庭のバランスが壊れかけている時ほど子供は病気にかかりやすく、不登校となったりして、家庭のバランスを無意識的に保とうとしている、とも。

 

少しオカルト的な要素が入り込むのでこの説ははっきり言って非科学的です。

ただ「思い当たる節がある」という人が不思議と多いのも事実で、起業を目指す人のバイブルとなっている有名な書籍、「成功者の告白」でも紹介されていました。

こういう考え方が正しいかどうかはさておき、こんな考え方もあると知っておくだけでもいいでしょう。

 

父親母親の不仲・両親の離婚は子供に暗い影を落とすのは事実

不登校に限らず、両親の不仲と離婚は子供にとって辛い現実です。

子供のためだけに離婚を踏みとどまっているという話はよく耳にしますが、不仲でも子供の立場ではしんどいでしょう。

父と母がコミュニケーション不足だったり喧嘩が多いと子供もどうすればいいのかわからなくなります。

空気を読みすぎたり、自分の意見をなかなか言えなかったり、自分がどうしたいかよりも家族のためにどうすべきか、という判断基準になりがちです。

 

離婚は夫婦だけの問題ではない

また、両親の事や家庭のことを人に聞かれるのが嫌になったり、友人に「苗字変わった?」と聞かれるのが猛烈に嫌になることもあるでしょう。

両親の離婚が子供にトラウマを植え付ける可能性は十分に考えられます。

また、母親が父親の愚痴を子供に漏らす場合(逆の場合も)、子供としてはどっちの味方をすればいいものか、どう反応すればいいものか非常に迷います。

子供にとって大切な父親(母親)であれば、その人の悪口を聞かされるのも心情的にいいものではありません。

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両親が協力して不登校の子供に接することは必要不可欠です。

そう考えると、両親が不仲だったり、不登校をきっかけに離婚してしまうのは子供にとっての精神的負担は強烈なものになると考えるのが自然です。

 

やはり両親の仲が順調に越したことはない

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もう、今更私ごときがドヤ顔でいう事ではありません。両親の関係が良好なことは子供にとって重要な事です。

しかし、この当たり前のことを当たり前にできないからこそ難しい問題です。

家庭環境と両親の離婚を不登校という側面から考えた場合、すべての離婚夫婦の子供が不登校になるわけでもありませんし、離婚はしていないが明らかに不仲の夫婦でも同じです。

つまり、両親の離婚をはじめとした家庭環境は不登校を誘発する可能性はあるが、かならずそうなるとは限らないというのが正確な表現でしょう。

 

で、やっぱり両親の仲がいい方が子供にとってもいいよね、というのも事実。

 

結論

親の教育方針や親の責任は不登校とは無関係。ただ、両親の不仲や離婚といった家庭環境が不登校を誘発することもある。

そして、不登校を解決に導くうえで家庭環境は極めて重要である、というのが結論となります。

 

うーん、ややこしい!

 

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