不登校のおすすめ本8冊【経験者が50冊以上を読破】

この不登校ナビを執筆し始めてから、自分の体験だけでは知識が足りないので不登校関連の本を読み始め、今ではかれこれ50冊以上を読んできました。

その中でも、「これは素晴らしい!」と称賛したくなる本もあれば、「な、なんだこれは」と開いた口が塞がらなくなる本まで色々ありました。

このサイトをご覧頂いている方は、不登校の子供を持つ親御さんが多いと思うので、私が良かったと思う本を厳選して紹介したいと思います。

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不登校関連のおすすめ本、厳選8冊

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おすすめ出来る本として紹介しているのが以下8冊。

  1. 不登校になったら最初に読む本
  2. 不登校でも子は育つ
  3. 不登校は1日3分の働きかけで99%解決する
  4. 不登校から脱け出す たった1つの方法
  5. 大丈夫、不登校は解決できる
  6. 起立性調節障害の子どもの正しい理解と対応
  7. 学校へ行けない僕と9人の先生
  8. 上手な登校刺激の与え方

特におすすめが「不登校でも子は育つ」、「不登校から抜け出す たった一つの方法」の2冊です。

不登校になったら最初に読む本

不登校になったら最初に読む本~親と先生と子どものための再出発へのヒント~

子供が不登校になった時、親も子も大混乱で収集が付かない状態だと思います。そういう時に、今の現状を正確に、そして落ち着いて理解して受け入れるための本。

本のタイトルにある通り、まず最初に読む本として最適な内容だと思います。子供の心理状態、不登校のメカニズム、親の対応など基本的な事柄は一通りそろっています。

まず不登校そのものの理解を深めて、それを受け入れない限り状況はなかなか改善しませんので、子供の不登校を全く受け入れられない人にこそ手に取ってほしい本です。

詳しくはレビュー記事で → 小中学生向け:不登校になったら最初に読む本の感想

不登校でも子は育つ


不登校でも子は育つ
不登校支援を行うフリースクールが出版している本で、数々の子供の事例と共に子供の声、親の声、支援してきた側の経験談などが豊富に掲載されています。私はもう5回以上読んだかな…。

不登校のはじまりから不登校克服までの5段階推移と共に、各段階の特徴、子供への接し方、親が気を付けるべきポイント、家族や家庭内で気を付けること、学校側との連携、進路に関すること、不高校を克服できたその後の人生など、関連事項は完全に網羅されています。

不登校関連で50冊以上読破してきましたが、経験者の立場で言うと最も参考になったのがこの本でした。

不登校が長期化しそうな気配があったり、いつになったらこの状態から解放されるのか、もう心がボロボロにすり減って途方に暮れている人には希望の光となってくれると思います。

特に中学生で不登校のお子さんをお持ちの方は参考になることが多いと思います。内容も論理的で、わかりやすい上に体験や経験を基にした内容なので説得力がある本です。

不登校経験者が頷ける部分もかなり多いので、安心して読み進めてOKです。

不登校は1日3分の働きかけで99%解決する


不登校は1日3分の働きかけで99%解決する
「子供の心の中にある自信のコップを満たす」という独特な表現で、不登校を解決に導く本。

かいつまんで言うと、子供は学校生活で自分に対する自信を失い、それを乗り越えようとする自信すらもない状態なので、それを家庭の中で補っていきましょうというもの。

子供に「ありがとう」と言うなどの簡単な事から始まり、子供のいい部分を見つけ出してとにかく褒めて感謝してを繰り返す。子供は不登校で失った自己肯定感と困難を乗り越えようとする心のエネルギーを少しづつ貯めていき、最後に克服まで繋げるというやり方です。

ノウハウや効果などの表面的なことはともかく、子供が自分に対する自信を失い「自分なんて死んでしまえばいい存在」と思っている状態から救い出してあげること、これは経験者としてもとても重要だと感じます。

本に書いてあることを1日3分するだけで不登校解決!なんて怪しいことに気を取られず、その本質を理解して落とし込むことが大切です。

まぁ、表現はともかく内容はまともで、不登校の子供を救い出す数ある方法の一つではあると思います。

不登校から脱け出す たった1つの方法


不登校から脱け出す たった1つの方法

過去に不登校だった経験があり、現在は不登校の子供を支援する人によって書かれた本。不登校の子供を持つ親にとっては辛いことが多いと思いますが、発想を少し変えて前向きになれるような本です。

親自身が前向きに、人生を楽しむ、仕事を楽しむなど自分の為に時間を使うことの重要性も説いています。思考が凝り固まって行き詰ってしまった人に援助の手を差し伸べてくれるような内容、語り口の本です。

子供の心理状態、不登校の子供への接し方など詳しく解説されており、内容も非常に優れています。子供の話を共感するための話の聴き方をはじめ、子供の励まし10か条、良いこと日記などなど、独自のやり方で現状を少しでも改善できるやり方も掲載されています。

やり方や表面的なこと、効果云々はともかく、なぜそれが重要なのか、なぜそれが必要なのかの「根っこの部分」を理解して自分なりにアレンジして生活に落とし込めば大きな変化が見られるはず。

「不登校でも子は育つ」と内容が似ていますが、セットで読むとより理解が深まるでしょう。

大丈夫、不登校は解決できる


大丈夫、不登校は解決できる。
ネバーマインドというフリースクールによる本。再登校率96%以上!という文字に心が傾きますが、内容はフリースクールに通っていた生徒の不登校解決体験談集です。

実際に不登校になって、フリースクールに通って、再登校していった生徒たちの事例がわんさか掲載されています。その体験談をもとに、うまく行った事例の考察、結論などを述べる構成。

たくさんの事例から学んできた解決ノウハウが掲載されています。書いてある内容自体は他の本と似ています。概要的な内容は他の本でも十分間に合います。

他と違う部分といえば、「勉強」に相当力を入れているところで、学力を基準にして成功体験や自信を取り戻し、最後は不登校を解決に導いていくという流れが少し目新しいところかな?

まぁ、これも「絶対に不登校を解決できる魔法の方法」とか「これでダメなら子供に問題あり」など極端な考え方はせず、うまく行った子は多いけど自分の子供ならどうか?

自分の子供を少しでも救い出せるヒントはないか?という姿勢で読み進めるといいと思います。

これも、結局は不朽の解決法だと過信せず、数ある解決方法の一つというスタンスで読み進めるといいでしょう。

起立性調節障害の子どもの正しい理解と対応


起立性調節障害の子どもの正しい理解と対応

題名の通り、起立性調節障害の本です。自律神経系の異常から、朝起きることが困難な病気で、思春期に特有の起立性調節障害は不登校の子供の原因の約4割を占めるとも…。

なかなか情報が少ない起立性調節障害を専門に研究、治療にあたっている小児科医が書いた本です。2015年現在、起立性調節障害に関する本はこの本、もしくはこの著者の本が最も信頼がおけます。

「起立性調節障害の子供の子どもの正しい理解と対応」は病気の症状や原因、治療法などの概要が中心です。続編の「起立性調節障害の子どもの日常生活サポートブック」は「起立性調節障害と高校進学」にフォーカスしており、気になる方はこちらも読まれるといいと思います。

起立性調節障害の中学生が高校進学を考えるうえで重視すべきポイントや症状に合わせた学校選びで気をつけたいことなど、症状別の患者の事例と中退などの統計数をもとにした内容なので、起立性調節障害で高校受験を控えている方にお勧めです。

起立性調節障害の子どもの日常生活サポートブック

学校へ行けない僕と9人の先生


学校へ行けない僕と9人の先生 (アクションコミックス)

不登校経験がある作者による、自身の体験談をまとめた漫画です。小学校低学年から中学生までの不登校時代をリアルに描き出し、親がなかなかつかめない「学校の雰囲気」、「学校が怖いという感情」を理解するにはうってつけの本です。

詳しくは「学校へ行けない僕と9人の先生を不登校経験者が読んだ感想」の記事でレビューしています。ちなみにこの記事、漫画作者の方がご覧になったようで、ありがたいことに自身のブログで私の記事をわざわざ紹介して頂きました。(こんなことってあるんだ!)

小学校低学年から不登校でも、その子の未来は決して暗闇ではないことを確認できます。

ちなみに、中学校の女子生徒の不登校と高校合格までを描いた「青木光恵・中学なんていらないの感想」もなかなか面白かったです。

不登校で高校選びが難航している方はヒントになることも多いかも。

上手な登校刺激の与え方


上手な登校刺激の与え方―先生や家庭の適切な登校刺激が不登校の回復を早めます!

学校側からみた不登校の子供への対応の仕方をまとめた本。学校関係者に是非読んでほしい本です。

架空の事例をもとに、現状把握から対策を練り、どのように対応していくかを事細かに解説していきます。適切な登校刺激を与える為、ありとあらゆる状況を想定しつつ、どのような対応をすべきかを共に考えながら解説していくワークブックのような本です。

不登校には人数分だけの原因と背景があり、不登校の対応と言えど「結局どう対応すればいいかわからない」という状況になりがちです。

この状態にならないよう、状況把握から登校刺激までの過程を整理し、当たり前のことを当たり前にしていく過程を学べます。

「当たり前のことを当たり前に」と言っても、何が当たり前なのかわからないと意味がありませんので、それを踏まえて状況の把握の仕方、事例別、子供のタイプなどを細かく設定して解説してくれています。

学校の先生用に書かれた本ですが、子供の親が呼んでも参考になりますし、学校側にどのように対応してほしいかも整理できます。ちなみに、この本には続編(タイプ別・段階別 続 上手な登校刺激の与え方)があって、そちらも併せて読むと理解が深まるでしょう。


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