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不登校の不安と向き合う為に必要な居場所【小学生~高校生】

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不登校の子供は何らかの理由と原因があり、学校にある”何か”に恐れを抱いているからこそ学校に行けなくなります。

中学生であれ高校生であれ、不登校は決して悪いことをしている訳ではありません。

たまたまそのとき、子供は自分の学校生活でうまくいかなき事が続き、自分では解決できない状態になってしまっただけの事。

それを上手く親が協力して感情や生活面で必要な箇所をメンテナンスし、調律してあげれば子供はしっかり不登校を克服します。

そのために必要な2つの居場所についてご紹介します。

 

 

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不登校の不安と向き合うために、まずは居場所確保が最優先/小学生~高校生全年代共通

最初に断わっておきますが、すべての不登校の生徒がこの2つの居場所を見つけないと解決できない訳ではありません。

ある意味理想論を述べているのに近いので、これが出来ればべストだけれども、これがなくても克服できたという例はたくさんあると思います。

 

それでも、私個人の経験や多くの事例を書籍なんかで見てもなんとなく共通しているというか、これが揃うと解決する可能性が高まるのではないか、ということを紹介したいと思います。

以下にあるのが悩める中学生の不登校、高校生の不登校を克服するために必要な2つの場所です。順に説明していきます。

  • 家庭の中にある子供の居場所
  • 家庭の外にある子供の居場所

 

不登校の子供にとって必要なのは不安と向き合う家庭内にある心安らぐ居場所

言うまでもなく、子供が無条件で心身を休め自分を受け入れてくれる最良の場所は家庭です。

しかし、不登校の子供は私がそうであったように「本当は学校に行かなければいけない」ときちんとわかっています。

親が無理やりな対応を続けていればなおさら自分を受け入れてもらえない苦しさを感じていますし、親が「学校には行かなくていい」と言ってくれても、本音では学校に行ってほしいと思っていることは子供はちゃんと見抜いています。

 

こういった感情の裏にあるもののやり取り云々をすべて捨て去ってでも、自分はこの家に受け入れられていて、家族は自分の味方でいてくれて、そしてきちんと自分なりの居場所があると感じていなければ意味がありません。

この居場所が確保されない限り、子供は自分を責め続けてしまいます。

まずは家族が子供をきちんと今の状態であっても大切なかけがえのない存在なのだと受け入れて、子供に伝えることが大切です。

 

中学生・高校生の不登校克服のカギになる家の外にある子供の居場所

次に必要になるのが、家庭の外にある居場所です。

これは人によって異なりますが、学習支援や適応指導教室フリースクールなどの外部支援はもちろん、子供が通う塾や趣味などの習い事でもいいと思います。

外の居場所は友人関係でも何でもいいので、学校に行けていないなら行けていないなりに外部との繋がりを持つことです。

そこで自分を受け入れてくれる居場所が見つかると、不登校の解決と克服がグッと近くなります。

 

個人的な経験から振り返る家の外にあった居場所

自宅の外にある居場所と言われてもなかなかピンとこないと思うので私の経験をご紹介します。私は不登校の海外留学の記事で書いてある通り、不登校期間中に2週間の海外プチ留学をしました。

そこでは同じ中学生の人たちも参加していて、住んでいるところは遠く離れていましたが電話で話をしたり、実際に新幹線を乗り継いて会いに行ったりもしています。

内に閉じこもりだった当時の自分にとっては大切な友人で、その友人との関わり合いがあれたからこそ外にどんどん出て行こうというエネルギーが湧いてきました。

留学は極端ですが、要は同じ年代の友人関係が充実してくるだけでも充分な効果がある、という訳です。

 

2つの居場所のそれぞれの役割と相互関係

家庭の居場所と家の外の居場所は攻めと守りの関係に似ています。

家庭で心安らぐ居場所があるということは守りを固めること。そして、守りをがっちり固めた次は外に攻めていく姿勢が大事ですよね。

結果的に、家庭での居場所が確保できてから外に出ていき、家族以外の人との出会いが解決への大きな突破口となります。

では子供に外に出させた方がいいからと言って、状況が整っていない内に無理をしても意味がありません。守りを固めずに攻めに出ても、カウンターパンチを食らってKOがオチです。

これは本人が悪いのではなく、どんな子供であれ大人であれ当たり前の話。

なんの準備や心づもりもなくいきなり大きな挑戦に出ても、痛い目に遭う経験は誰にでもあると思います。

 

まずは家庭の居場所の確保から!状況が整ってから外部へGO

不登校克服までには5段階」の記事でも不登校の段階と特徴を書いています。

不登校には初期の混乱を経て、ゲームやネット依存+昼夜逆転の時期を過ぎて落ち着いていきます。

そして有り余る時間と持て余す暇に耐えかねて、何か新しいことや面白いこと(自分で進んでテレビ番組を見たり、何かを欲しがったり)を探すようになります。

この「何か新しいことや面白いことを探し始めた時期」が外部へ出ていくチャンスになる時期です。

それまでは家庭での居場所の確保と子供を家族で受け入れてあげることを優先させた方が良いでしょう。

 

不登校中でも子供はきちんと成長していますからご安心を

子供は例え不登校でも、きちんと成長しています。もちろん、そのためには親の見守りとサポートが重要。

ちなみに、ここでいうサポートと見守りは「何もせずに放置すること」とは違います。

子供の変化を敏感に察知し、状況の変化に即して適切な援助をしてこその成長です。

そのために、不登校の子供を持つご両親にはしっかりと「不登校の子供の変化にどういうものがあるのか」、「どういう変化を見逃してはならないのか」といった知識を貪欲に追い求めてほしいともいます。

 

不登校の親の対応【完全版】

 

やはり、不登校の克服には何と言っても両親のサポートは欠かせませんからね。

 

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