原因は何かの病気?と疑いすぎるのもよくありません

あくまで個人的な印象ですが、不登校の原因が病気というケースは非常に稀だと感じています。

精神的、肉体的に明らかな異常や症状が出ている場合も、それが原因で不登校になったということはありません。心の病気だとか勘ぐりたくなるでしょうが、他のストレス因子に耐えきれなくなって症状が出て、その結果不登校という流れの方が多いと思っています。

不登校になるなんて何かの病気なんじゃないかと疑う親もいるそうですが、ほとんどの場合病気とは違います。あまり病気病気と意識が先行してしまうのも良くないので、落ち着いて対処することが必要です。

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不登校生徒児童は病気?いやいや違います

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何事もそうですが、対して知識もなく知りもしないのにイメージだけで語る人がいます。それは単なる偏見に過ぎませんし、言い方を変えれば差別に近い。

本人は悪気なく言うのでしょうが、それはその人の知識が足りないことを露呈するだけ、つまり偏見は勉強不足の恥さらしです。

まず、不登校になっている人は病気ではありません。ここでいう病気というのは、「不登校という誰もが普通に行ける学校に行けないなんて、それ変な病気が原因なんじゃないの?」というような一種の偏見に対する病気を指しています。

まずこの点ははっきり違うと言い切れます。

不登校はどんな生徒・児童でも起こり得るという認識が一般化

文部科学省による不登校の実態調査のなかで、「不登校はどんな生徒でも起こり得るもの」として公表されて以降、その認識が広がりました。

以前は生徒自身に問題がある、あるいは親や家庭環境に問題がある説が有力でしたが、数多くの事例を事細かに見ていくと「いたって学校生活が順調で特筆すべき問題がない生徒、あるいは標準的な生徒でも不登校が起きている事実」があり、必ずしも本人や家庭に問題があるとは言い切れない事例が数多く見られたことで、この認識が広まりました。

私個人も、その考えに同意しています。

急性的、突発的に起こるケースもありますし、生徒会の役員を務める様な生徒や周囲の人気者だった生徒が不登校に陥るというケースもあります。それを病気だとかで片づけるのにはやはり無理があるという訳です。

不登校の原因と病気の因果関係について

導入部分でも書きましたが、病気が原因で不登校になったというのは少数派です。よほど重い病気に苦しんで学校に行けなくなったとか、一般の不登校とは少し意味合いが違います。

不登校のきっかけになる病気として心当たりがあるのは、血圧や自律神経の異常で朝起きるのが困難になる起立性調節障害ぐらいでしょうか。

不登校状態が続くことで精神疾患を引き起こす例には注意が必要

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また、一部若年のうつ病や自律神経失調症、統合失調症を引き起こしているケースは要注意です。不登校になるとカウンセリングや治療のために、精神科や心療内科を受診して発覚するケースもあります。

そこで診察を受けて、上記のような精神疾患が見つかった場合はきちんと治療することが必要です。これらの病気が見つかることは少ないと思いますが、大抵の場合、不登校の状態に強く悩んでいますから、抑うつ状態や適応障害などの診断は下りやすいかもしれません。

また、いじめや暴力などの人間関係による強いトラウマがある場合はのちに引きづり安いため、精神科や心療内科での診療は役に立つと思います。

不登校の2次的症状に気を付ける

いじめなどの明確な原因があるケースは精神疾患にも要注意です。しかしなぜ不登校になったのか本人でもわからない場合、友人もいるし、いじめもないし、特に自分でも思い当たる節がないというケースもあります。(実はこの「原因がわからないケース」は想像以上に、本当に多いです)

→ 不登校の理由がない・わからない・原因不明の正体【経験談】

この場合、不登校の原因が病気ではなく、不登校になったことが原因で抑うつなどの状態なっていることが多いので、因果関係が逆です。

投薬治療だけで解決することは稀なので、他のアプローチで子供の心のケアを行うことが必要になります。


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