不登校で家庭内暴力をしてしまう本当の理由【中学生・小学生】

昔は元気で良い子だったのに…。

不登校や引きこもりで髪はぼさぼさ、目つきはキツく気持ちが荒れると声を荒げて暴れまわり、時に家族に暴力をふるう。

凶器を手にして物を激しく壊すことがある家庭内暴力はゆゆしき問題です。

2015年1月からTBSで放送されていた西島秀俊さんが主演したドラマ「流星ワゴン」でも中学1年生の一人息子が不登校から家庭内暴力をふるう話が出ていました。

思春期の子供は精神的にも不安定で、気持ちの整理がなかなか自分でできません。そういった家庭内暴力や思春期の不登校とどう対応すべきでしょうか。

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不登校から家庭内暴力をしてしまう本当の理由とは

大人でもイライラすると物に当たりたくなったり、機嫌が悪くなります。

ただ、いくら機嫌が悪くても大人はまだ分別があります(ない人もいるのは否定しませんがw)から、他人に対して暴力をふるったり、物を激しく壊すことは少ないです。

思春期の子供はなぜ暴れまわるのでしょう?

なぜ話し合いに応じようともせず、自分の気持ちを発散するように誰かを傷つけるのでしょうか。

子供は決して悪人ではありませんし、誰かを傷つけたい訳でもありません。

家庭内暴力は感情のコントロールが制御不能状態に

思春期の子供が家庭内暴力をふるうのは、素直に考えれば感情のコントロールが効かなくなりイライラの発散口が見つからないからです。

暴力をふるうかどうかはともかく、思春期の子供は何かのきっかけで感情の制御が効かなくなることがあります。

自分の気持ちを誰かに話すのが恥ずかしいこともあるでしょうし、自分の状況を正確に把握して冷静に冷静に対処できるほどの経験もありません。

親は親で、暴れる前に自分に相談して欲しいと思うでしょうが、子供は自分の気持ちを整理して誰かに伝えるほどの語彙力も十分に備わっていません。

暴れまわるのは、イライラや不安、悲しみ、憎しみなど色々なネガティブな感情が湧き出てきて、それを抑えることが出来なくなった状態と言えます。

自己否定と自分を卑下する悲しく辛い気持ち

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思春期の子供の不登校は、強烈な挫折です。

当たり前のことすらできず、普通の人間ではない自分。

引きこもって暴れまわって、理想としている自分と今の自分との大きなギャップ。

この先に対する不安、今の自分を誰にも受け入れてもらえない辛さ。

こんな状態になってしまった後悔と気にしてしまう他人からの目と評価。

こういった苦しく辛い感情が溢れ出てきては絡み合って、自分でそれを抑えたり発散できなくなって何かに当たる、暴力に頼るという形で表れている気がします。

子供に薦めてみては?バカみたいだが案外効果のある「深呼吸」

家庭内で暴力をふるっている子供を持つ両親に伝えても仕方ないのかもしれませんが、子供の気分が落ち着いているときでいいので、気持ちがイライラしたときの対処法を話してみてください。

まず、バカみたいですが、深呼吸は気分を落ち着かせ、緊張を解くには非常に有効です。

スポーツ選手が本番前や重要なシーンの前に深呼吸をしていますが、あれは気持ちをリラックスさせる効果が実際にあるからです。

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10秒ぐらいで吸う、吐くの1セットの深呼吸をゆっくり、何度もやってみてください。

ゆっくりと、肩の力を抜いてお腹の底に空気を吸って、吐きます。

こういった深呼吸を何度も行うと、自律神経を調整し、リラックスさせる効果があります。

家庭内暴力や引きこもりで気持ちが荒れてきた時の対処法

もう一つ対処法を。

暴れたくなったら、頭の中で映像化されたイメージを紙で包んでクシャクシャに包んでゴミ箱に入れる。

ゴミ箱以外でも、丸め込んだ紙に火をつけて燃やしたり、川に投げ込んで流したり。

そんな単純なことでバカか!と言われそうですが、これはうつ病など強烈な不安や荒れる感情を食い止める診療方法の一つです。

私は過去、気持ちが荒れそうになった時の対処法として気持ちを暴走させず上手に切り替える方法として、この方法を医師から実際に紹介されたことがあります。

こういうときに何かに熱中すると心が落ち着くのも事実

不登校の生徒・児童はネット、ゲームなど電子機器にはまりやすい。

また、漫画やテレビなども同様です。これは何かに熱中していると、不安な感情と付き合わなくていいので気持ち的に非常に楽になれるからです。

→ 不登校中のネット依存とゲーム依存に昼夜逆転

一種の現実逃避ではありますが、気分転換という言い方も間違っていません。

先ほどの医師による診療では、ゲームなどではなく食器の洗い物や洗濯ものをたたむ行為を、何も考えずにゆ~~~~っくり、熱中するように無心でやるといいと言われました。

子供にいきなりここまでやらせるのは難しいと思いますが、家庭内暴力が激しい時は何かの娯楽に熱中するのが決して悪いことではない、と覚えておいてほしいと思います。

また、家庭内暴力からネットやゲームに熱中し始めたのは正常な段階推移ですし、大きな進歩と言っていいでしょう。

24時間ずっとやっていいという条件はともかく、これを無理やり取り上げるとまた暴力に戻ってしまうのである程度は寛容的に見てもいいと思います。

まとめ・結論

思春期での不登校は決して悪いことではありません。

子供なりに失敗が続き、何らかのメンテナンスや手直しが必要なだけです。

ただ、家庭内暴力は早急に解決したい問題です。子供がなぜ暴力に走ってしまうのか、心理的な背景を親がしっかり理解してあげて、受け入れてあげて欲しいと思います。

まずは表面的でOKなので、気持ちを落ち着かせるところから。そして、一番の味方になってあげてください。


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