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中学生の不登校原因、きっかけは友達・友人関係が多い

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中学生の不登校のきっかけ・原因で外すことはできないのがいじめです。中学生年代の子どもは残酷です。おそらく大人以上にやり方が陰湿だったり、残酷だったりします。

この年代は思春期ですし、異性の目も気になります。大人からすればささいなことでも子供にとっては傷が深く、また言いぐさや表現、からかいも時に度が過ぎてしまいます。

 

また、いじめほどの明確な嫌がらせはなくとも、些細な友だち関係のいざこざ、関係のもつれをきっかけに不登校になる生徒も多いようです。

あくまで個人的な感想ですが、いじめは男女問わずあっても、友達関係関係をきっかけに不登校になるのは女子生徒のほうが多い印象です。

 

ここでは前半部分で女子児童のよく不登校に見られるいじめと人間関係の闇について、後半部分で男子生徒も含めた友達関係と不登校の闇を、最後に親がその問題に対してどう解釈して対処すべきかについて考えてみたいと思います。

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いじめ、絶対ダメ!友達関係の縺れと中学生の不登校のきっかけ

いつの時代でも、どこの世界でも起こってしまうのがいじめです。様々な科学技術が発達した現代でも根本解決が難しい問題で、現状は人間社会がそこに存在する以上、完全に避けることは難しい問題かもしれません。

 

いじめの悪質さはもちろんですが、当人にとっての心の傷は長期にわたって深く残ります。何をするにも自分以外の人間に対して恐怖心を持ってしまったり、社会生活を営んでいくうえで自信が持てず様々な弊害を生み出します。

 

女子グループに多く見られる仲間外れと陰口

女子生徒の不登校の背景に多いのは人間関係のもつれです。思春期の女の子はグループを作りがちで、どうしても仲間外れや陰口、悪口、無視がどこの学校でも見られると思います。

今は他の人がターゲットでも、いつその矛先が自分に向くかヒヤヒヤしながら学校で過ごすのはやはり苦痛が伴います。

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さらに思春期では自我の芽生えといって、自分らしさと他の人との違いに敏感になります。自分はこうしたい、ああしたいという気持ちがあっても、他の人との違いやいわゆる”普通”から外れることの恐怖と葛藤がつきまといます。

 

女子生徒の不登校でよく見られるのは、他人の悪口を言いたくないし、そういう事には関わりたくないという自我の芽生えと、他の人と足並みをそろえることの葛藤の末に自分にその矛先が向いてしまうケースです。

学校に行くと自分の味方がおらず、自分を攻撃しようとする敵ばかりになってしまえば、そりゃ学校に行くのも辛いです。

自分の周りに敵が出現したことを察知した瞬間、緊張の糸がプチッと切れたように学校に行かなくなる子も多いです。

小学生の不登校の人数と推移」という記事で詳しく紹介していますが、女子児童の不登校数は小学校3年生から4年生で3倍以上の増加です。

 

 

学校行事や部活動の友達関係・先輩後輩関係から不登校に

 

いじめとは少し違いますが、友達関係のもつれから不登校になるのは、男子生徒・女子生徒問わず学校行事での出来事をきっかけにしているケース。

これはその行事で重要な役回りになって、本人は責任感を感じで張りきったはいいものの、それが空回りしてしまい逆に周囲の反感を買ってしまう事です。

自分はよかれと思って張り切っていたら、自分の陰口に気付いてショックを受けたということをきっかけにした事例もよく聞きます。

 

 

たった一日の欠席から不登校に…

不登校経験者の話をたくさん見ていると、「なんとなく1日休んだ」とか「風邪や体調が悪いことをきっかけに休んで」から長期の不登校になるケースが多かったです。

これはいじめやパシリ、からかいをはじめ、先ほど述べたような友達関係に本人が疲れていたりすると、一度休んだことでその快適さに味を占めてしまったのが背景にあります。

 

「家にいたらもう嫌な思いをしなくていいし、なんて快適なんだろう!あぁすべての事から解放された」と思って休んでいたら、休みが長期化してしまい、周囲の目も気になって学校に戻れなくなるケースも多いようです。

 

このケースに当てはまる人の大抵の場合、不登校をすぐに後悔します。気付いた時には状況がもっと複雑になっていたり、問題が大きくなっていることに気づくからです。

 

いじめが原因で不登校に…その闇は深い

次に、深刻ないじめで不登校となるケースについて考えてみましょう。いじめの深刻さは、その恐怖とトラウマが本人の記憶が残り続けてしまうことです。PTSD(外傷後ストレス障害)の原因となることも少なくありません。

 

また子供というのはどの時代でも自分がいじめられていることを親に伝えにくいものです。子供の小さな変化やSOSのサインを見逃さないようにしないと、子供を追い詰める様な結果となってしまいます。

 

いじめで学校に行けないのを、無理やり学校に行かせる親がいるとすれば、それは間違いなく親失格です。

子供が学校でいじめに悩んでいることがわかれば、学校に乗り込んででも、学校側と交渉ししかるべき措置を取りましょう。

 

稀に、学校の先生が上手に対処してくれないケースや、教師に告げ口したことを言い分にいじめがエスカレートする場合があります。親としては学校側との協議の末の対応の結果がどうなったか、子供が満足に学校に通える状況になっているか、そこまで含めて対処しなければいけません。

 

いじめでの不登校でも、長期化すると別の問題が出てくる

学校に行けなくなった原因はいじめでも、時が過ぎて不登校が長期化してくると何が原因だったのかわからなくなることがあります。

これはいじめから逃れるように不登校になったけど、学校に行けていない自分がどんどん情けなくなってしまい、こんな自分の存在価値がないとか、自分はどうしようもない人間だとか、自分なんて死んだ方がいい人間だと悩み苦しみ、うつ病や精神疾患を引き起こすケースです。

 

あるいは、いじめが原因で学校に行けなくなって引きこもり状態になり、他人に対する恐怖心もあって社会復帰しようとしなくなることもあります。不登校がきっかけで大人になっても社会的な引きこもりを続けてしまうというのが最悪の結末です。

 

人間関係からの不登校対応のポイント

無理やり学校に戻したり、何が何でも学校に行くべきという考えはこの際捨てて、子供が笑顔を取り戻して、将来自立して生活していくための成長の場はどこか。

 

それを基準に色々な場所を探して提供してあげるのも、私は必要だと思っています。

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