小学校・中学校の学年別の不登校人数と推移

文部科学省による平成26年度の学校基本調査によると、小学生の不登校児童の人数は前年度から2,932人増えた2万4,175人となり、6年ぶりに増加を示しました。

また、全小学生児童に占める不登校児童の割合は276人に1人となり、およそ一クラス30人と仮定すると約9クラスに1人、40人と仮定すると約7クラスに1人という結果になりました。

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小学生の不登校児童の人数が増加

グラフ資料

文部科学省が定めている不登校の定義を簡単に紹介すると、「経済的や病気以外の理由で年間30日以上欠席している状態」とあります。

⇒ 文科省の不登校の定義と変遷

中学生の不登校の割合は小学校のものとは比べられないほどに多く、およそ一クラスに1人という割合です。ここ数年は減少傾向でしたが、やはり中学生でも速報値で増加を示しました。

それに対し、小学生の不登校児童はここ最近ほぼ横ばい、大幅に減るでもなく増えるでもないという状態が続いていましたが、速報ではやや増加となりました。

小中学生を一括りにした場合でも最新のもので人数は増加となっており、少子化の中で不登校児童が増えているというのがポイントの一つです。

小学生の不登校は学年が上がるにつれて人数が増えていく

小学生といえど、まだ幼い7歳の小学1年生と、ある程度物事の分別がわかる12歳の小学校6年生とでは不登校の背景もかなり異なります。

小学校1年生から6年生までの不登校の人数は下記の通りです。一応中学生の学年別不登校人数も含めて紹介していますが、ご覧のとおり学年が上がるごとに人数が増えており、中学校での不登校生徒の増加に合わせる様な人数の変化です。

※国立・公立・私立すべて含めた数値です。

  • 小学1年生:1,150人(男606人、女544人)
  • 2年生 : 1,806人(男976人、女830人)
  • 3年生 : 2,791人(男1,540人、女551人)
  • 4年生 : 4,291人(男2,319人、女1,972人)
  • 5年生 : 6,127人(男3,191人、女2,936人)
  • 6年生 : 8,010人(男4,046人、女3,964人)

  • 中学1年生:22,390人(男11,375人、女11,015人)
  • 2年生 : 32,316人(男17,473人、女16,843人)
  • 3年生 : 38,736人(男20,347人、女18,389人)

※出典元:平成 25 年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」について

4年生以降に不登校になるケースが多く、中1でさらに増える

上記の学年別不登校児童と生徒数の推移を見てみると、小学校3年生から4年生の所が一つの境目になっています。4年生で人数が一気に増え、5年生、6年生となるにつれてさらに増加します。

さらに、中1ギャップという言葉がある通り、環境が大きく変わる中学1年生では人数が跳ね上がります。小学校6年生の人数と比べるとそれまでの3倍近い人数です。

小学生のうちは普通に学校に通えていても、やはり中学生になると学校に行けなくなるケースは増えています。私も実は中1ギャップで不登校になったタイプです。

 男女比はほぼ変わらず

小学校3年生の不登校人数では男子児童の数が女子児童の数に比べて大幅に多いのが唯一の例外で、他の学年ではほぼ同じ割合です。この小学3年生という学年の男女比の背景はわかりかねますが、女子児童の不登校人数がこの調査で唯一、前学年から減少しているのもポイントです。

また、女子児童の不登校は小学校3年生→4年生のタイミングで大幅に増えているのも注目です。小学校3年生の女子児童の不登校人数は551人だったのに対し、4年制では1,972人となんと3倍以上の増加です。ここはもしかすると、女子特有のグループ内での人間関係とかが関係しているかもしれません。

小学校4年生というと大人からすればまだまだ子供のように感じますが、この年頃の子供の世界(人間関係)は意外とませていますし、大人が思う以上に複雑ですから、娘を持つ親としては注意したいところです。


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