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小学1年生の登校拒否対策/学校に行きたくない子供

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小学校低学年での不登校や行きしぶりは特に珍しいことではありません。ただ、それが長期化したり、状態化して引きこもってしまうのは避けたいところです。

親としては子供にキツく当たって無理やり行かせようとしても、それが効果的でないことがすぐにわかると思います。

また、とりあえず休ませると言っても子供が小さく幼い段階で、引きこもり状態が長期化するのも避けたい。どう対応すべきでしょうか。

 

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小学校低学年(1年生・2年生)での登校拒否・不登校の特徴

By: ajari

まず、小学校低学年での不登校は他の年代に比べて解決しやすいです。時間が多少かかってもしっかり対応すれば解決はするケースが多いです。安心してください。

 

学校に行きたくないと行き渋りを見せるのは小学校1年生が多く、2年生、3年生になるにつれて全体の数は減っていく傾向にあります。

個人的にはこれらの行き渋りと不登校はちょっとニュアンスが違う印象です。

 

解決は十分可能という前提に立って、私が知っている範囲ではありますが、小学生の低学年ではこのような特徴があると思っています。

  • 学校に行かなければいけないのは本人も理解している
  • 前日の夜は行く気でいるが、当日の朝になると行けない
  • お腹が痛い、頭が痛いなどの不調を登校前に訴える
  • 学校が怖い
  • 先生が怖い、嫌い

 

本人としては学校に行かなければいけないことを自覚していますが、その一方で体調不良も嘘ではありません。

子供自身も学校に行けない理由がいまいちわからないこともあります。

なぜこのような事態となっているのか、もう少し詳しく考察を続けましょう。

 

小学校低学年での不登校は学校や教室が怖いと感じる子が多い

By: w00kie

学校が怖い、教室が怖い、先生が怖い、みんなの目が怖いなど、学校という場所にあるもののが子供にとっての恐怖対象となっていませんか。

 

案外少なくないのは、先生に理不尽に怒られた、みんなの前で恥をかいた、いじめっこ気質のある目立つ子の存在が怖い、あるいは嫌な事をされた、言われたなど、強烈かつ明確な出来事はありませんか。

 

友達もいるし、いじめを受けている訳でもない場合は、一度休んだ日をきっかけにしてしまうことも少なくありません。学校に行かないことに味を占めてしまい、いざ戻ろうと思ってもみんなの目が怖い、何を言われるか不安など…。

 

不登校は様々な背景があり、原因が明確に分類されている訳ではないので、お子さんがどういうものに恐怖の感情を抱いているかをまずは把握したいところです。

 

担任教師との関係はどうか?トラウマになるような出来事はなかったか?

 

小学校低学年では教師との関係をうまく築けない子もいます。それ自体が問題というよりは、小学校低学年という幼い年齢で家族以外の大人と上手に関係を築くのは案外難しいものです。

この年代の子供は結構デリケートだったりしますから、ふいに言われた一言や些細なことが心の中にずっしりきていることもあります。何せ幼稚園ではあんなに優しかった先生が、急に厳しくなればそりゃぁ面喰らうのも仕方ありません。

 

自身が小学校1年生から不登校だった経験をもとに書かれた漫画、学校に行けない僕と9人の先生では小学校1年生の時に担任教師に理不尽に殴られたことをきっかけに不登校となったことがリアルに描かれています。

 

殴られるというのは極端ですが、それに近いトラウマが学校に行けないという状態を引き起こすことは珍しくないということです。

 

小学校低学年の不登校は体の不調とワンセット

色々な不登校関連の書籍に目を通すと、小学生の低学年の場合、他の年代の不登校と違って体調不良との関係がより強いという意見を目にしました。

 

小学校1年生といった幼い年令の子どもは親や大人の言うことにまだ従順です。それに学校という存在が子供にとってまだ神聖化されていますから、学校は絶対に行かなければいけないという意識が強いそうです。

しかしその一方で心では「行けない、怖い」という感情が強いため、その葛藤が体の不調としてかなり強く出てしまうという意見でした。

確かに、これは一理あるでしょう。そのため、親としては不登校に近い子どもが訴える体調不良が演技だとか、ズル休みしようとしているとかは考えないほうがいいでしょう。

 

親としての関わり合いに変化を加えるべきか?

7歳、8歳程度の子供は無邪気でありながら残酷でもあります。こっぴどく怒られてもケロっとしているやんちゃなタイプもいれば、大人しく傷つきやすタイプもいます。

 

大人しいタイプの子供の場合、親がそれを心配して先回り先回りで世話をしがちです。親である自分以外の誰かに怒られないように、子供が困らないように、子供のためを思って、あれやこれやと先回りして口うるさく言ってしまう。

 

気持ちはわかりますが、やはり子供と言えど年齢相応の自立も必要ですから、干渉しすぎるのと逆に子供の自立心と立ち向かう心を養えない場合もあります。

 

具体的な内容については下記の記事で詳しく掲載しています。もし自分がそうではないか、と思う方は是非一読してみてください。

⇒ 小学生低学年での不登校の原因:家庭環境や親子関係に要注意

 

また、20世紀初頭の欧米で「学校恐怖症」という学校に行けない幼い子供に関する学説が提示されたこともあります。小学校低学年での不登校はこの「学校恐怖症」が関係している可能性もありますね。

⇒ 中学生で不登校でも原因は母親ではない【確信あり】

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