フリースクールでの出席扱いについて:約4割が出席日数を認定

中学生の不登校で高校受験が近づている人は、両親も出席日数のことが気がかりだと思います。

学校に通えていないからという理由で人生の重要な選択肢が限られてしまうことは極力避けたいというのが本音でしょう。

フリースクールの出席日数は場所によって異なり、また学校の判断によっても違います。フリースクールは自由さと規則に縛られないのが最大の長所ですが、逆にこういった公的な扱いが難しいという側面も持っています。

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フリースクールでの出席扱いは場所や対象によって異なる

まず、高校生がフリースクールに通っても出席扱いにはなることは少ないです。なぜなら、公的な学校機関ではないからです。

小学生や中学生は義務教育なので他に選択肢がありませんが、高校生は不登校で中退してもその後の進路変更は転校、定時制高校や通信制高校への編入などいろいろな選択肢があります。

そのため、フリースクールは公的な高校の基準を満たしていないため出席扱いとはならないことがほとんどだと思います。

ごく稀に出席扱いが認められるフリースクールや校長の判断で可能になる場合もありますが、あまりメジャーではないように思います。

このような高校生のフリースクール出席扱いに関する制度は2009年から始まったもので、認定がまだ厳しかったり、認められたという事例の情報がまだ充分に発信されていないのも原因でしょう。

適応指導教室の出席扱い・出席日数について


では、小学生や中学生はどうなのかというと、これも場所によって異なります。あるいは、子供が籍を置く学校の校長先生の判断に委ねられているようです。

私が読んだ「不登校の子どものための居場所とネットワーク―ネットワークを活かした支援とは」という本は2009年に出版されたものですが、2007年の調査で約4割のフリースクールが出席扱いになっていると書かれていました。

文部科学省が諸条件を指定しているが、浸透しきれているとも言い切れない

出席扱いとなるかは諸条件はもとより、子供が籍を置く学校の校長先生の判断も関わってきます。

そのため、もし仮にフリースクールに問い合わせてみて出席日数としてカウントされない場合は、校長先生に話してみて扱いが認められそうかどうかも合わせて聞いてみるといいかもしれません。

ただ、フリースクールが出席扱いとして認めるに適切かどうかを判断するのは校長先生ですが、フリースクールも黙ってみているわけではありません。

検討しているフリースクールが過去に出席扱いとして認められてきた実績があるのであれば、そのフリースクールが過去の報告書などを作成して学校に送付してくれることもあります。

校長先生が認めない限りは出席日数になるので、もし出席扱いにこだわりがある場合は、こういった過去の実績のあるフリースクールを意識的に選んだ方が効率的かもしれません。

そこに通うことを子供本人が望んでいるという前提ですが。

→ フリースクールに通うと高校受験でどんな利点があるのか?

出席扱いだけに囚われると大事なことを見失うので注意

ただ、不登校経験者の立場から言うと、親が出席日数や出席扱いに並々ならぬこだわりを持っているのを見ると子供はあまりいい気がしないと思います。

なぜなら、自分が楽しく過ごせて、不登校の現状から立ち直れる場所かどうかという基準よりも、出席扱いになるかどうかの方を重視されているのは、何かとても寂しい気持ちになるからです。

結局大事なのはそこですか、みたいな。

子供は親の本音を思った以上に見抜くので、こういった損得勘定が先行すると余計に子供は気持ちが冷めるというのが、私の経験談です。

親の言い分もわかるが、一番大事なのは子供がそこに通いたがっているかどうか

出席扱いになることが子供にとって大事なのよ!という言い分は分かりますが、フリースクールに通う本当の目的は子供が不登校でも新たに居場所を見つけ、生きる楽しさを見つけることにあります。(そんな目的でフリースクールを探しているのではないという人もいるかもしれませんが…)

フリースクールの役割は不登校の子供の居場所を作ること

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親の都合だけで全てを決めてしまうと、子供はそのフリースクールでもまた不登校になる可能性があります。

そうなると、子供は「またダメだった」という気持ちで余計にふさぎ込みますし、親は親で「自分勝手も過ぎる!いい加減にしなさい!」と再び無用なバトルが起こってしまいます。

フリースクールは学費が掛かることが大半なので、そのお金に見合ったところを選びたいというのが親の本音だと思います。

しかし、フリースクールに通うのはあくまで子供本人ですし、フリースクールに通う目的がどこにあるのかをしっかり明確にした上で選ぶ方が子供とってもいいのではないでしょうか。


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