適応指導教室とフリースクールの違いは主に5つ

子供の不登校が長引いてきたときに、外部支援としてまず選択肢に上がるのがフリースクール適応指導教室の2つです。

この2つは不登校の子供を支援する目的で運営されているものですが、内容や規則に関することが微妙に違います。

どちらが良いとか悪いとかっていう話ではないのですが、二つの違いを理解したうえで自分たちに合った支援先を見つけてほしいと思います。

スポンサーリンク

適応指導教室とフリースクールの違いは主に5つ

適応指導教室とフリースクールの違いで代表的なものは以下の5つです。

  • 学費の有無
  • 運営元
  • 学校との連携
  • 出席日数
  • 活動内容

概要をざっくり説明すると、適応指導教室は各市町村の教育委員会が大きく絡んでいます。フリースクールはそれらのしがらみを受けず、私立で運営されているところが多く、その分利用者から学費を徴収して運営されています。

フリースクールはその名の通り「自由な学校」なので、義務教育や教育委員会などの日本の法律に縛られない自由な活動内容が各自で行われます。

その分、学校との連携が十分に行われていないフリースクールも多いですし、通学定期券の対象になるところ、出席日数としてカウントされるところ、ならないところ色んな前提のフリースクールがあります。

適応指導教室はある程度の気息性に基づいて運営されていますが、フリースクールは規模の大小から内容まで本当にピンキリです。

小さな部屋で運営されているところから、全寮制の施設を整えた超本格的なフリースクールまで様々あるので、この辺も大きな違いと言えます。

学費・授業料の有無

適応指導教室は学費がかかりませんが、フリースクールでは運営資金を得るために学費(授業料)や入学金といったお金を徴収しているところがほとんどです。

フリースクールはそれこそ小さいところから大きい規模のところまでピンキリありますから、学費も一概にどれぐらいとは言いにくい。

ざっと見た感じでは(比較的)小規模なところで入学金1万円、月々の月謝が2万円~3万円といったところでしょうか。

全寮制となると、当然もっとかかります。かなり大規模なフリースクールを見ると、例えば国際高等学校のフリースクールでは入学金が10万円、50日の利用で20万円程度必要とあります。

基本的に規模の大小で利用料金も変動すると思ってもらえればいいかなと思います。

何度も言うようですが、本当にフリースクールは規模の大小から活動内容まで実に様々です。

横並びの規則性はないのがフリースクールのいいところなので、ぜをインターネットや資料請求などで情報を集め、説明会や体験見学を利用してみてください。

運営元と学校との連携・出席日数

適応指導教室は基本的に学校復帰も視野に入れた社会的な適応を目指す機関なので、子供が籍を置いている学校との連携も密に行われます。

適応指導教室に通えばその分出席日数としてカウントされます(約8割は)し、通学定期券の発行も可能です。

しかし、フリースクールは学校側が認めている所とそうでない所があります。適応指導教室と同じように、出席日数としてカウントされ通学も定期券が発行出来、学校とも十分に連携されているところもあります。

〔参考記事〕

→ フリースクールの出席扱い

適応指導教室の出席扱い

適応指導教室のメリット:学校復帰に向けた学校連携

逆に、子供自身が気に入って楽しく通っていても学校の校長が認めなければ出席日数としてカウントもされません。

ある程度の施設があって、どんな活動内容なのかという基準があるそうですが、子供が通う校長に交渉して出席日数にカウントしてくれるようになったという話も聞きます。

通学定期券においても、ある駅では発行できなかったが別の駅では出来たなど、一律の決まった規則に基づいているとも言い切れないのが現状です。

フリースクールに通うのであれば、親が学校との連携を行い、出席日数などの諸条件を交渉してみるのもいいかもしれません。

活動内容

適応指導教室の活動内容については以下をご参照ください。

〔参考記事〕→ 適当指導教室とは

大まかに両者の違いを言うと、フリースクールの方がより自由で幅広い活動を行っているようです。

例えば、子供が勢ぞろいして農作業を経験したり、釣りやキャンプといった自然体験をしたり、子供の意思を尊重しつつ社会で生きる楽しみと居場所を作るために様々な活動を行っているのがフリースクール。

適応指導教室は学校復帰、あるいは卒業後の進路先で上手く社会に順応できるように学力面はもとより、集団生活やコミュニケーション、そして心理面のケアなどを行います。目的がはっきりしているのが適応指導教室で、もっと自由で幅広い価値観を尊重するのがフリースクールというイメージでしょうか。

どちらがいいですか?は愚問!子供に聞いてみよう

もちろん、ここまで違いが明確になるとどっちの方がいいか、という比較論になると思います。

ただ、母親や父親が「こっちの方がいいから行きなさい」と子供を連れて行ってもそれは少し違うように思います。

どちらがいいかを決めるのは親ではなく、子供本人だからです。

なぜなら、子供のための支援機関だからです。

ぜひ先入観や出席日数などの諸条件に目移りせず、子供を連れていろいろなところに見学に行ってみてください。

そこで、子供が「ここなら行けそう」と思える環境があれば、GOです。情報を提供するのは親ですが、自分の目で見て最終的に決断すべきなのは子供自身であるということを忘れないで下さい。


スポンサーリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加