フリースクールは公的な学校機関ではないため、卒業という明確な区切りはありません。
また、フリースクールを通い終えても学歴にもなりませんし、当然履歴書にも各内容には該当しません。
ただ、卒業生はフリースクール出身であるということに誇りを感じている人も多いですし、学校に通えていない期間、自分はこの場所で色んな事を学んだと思える事こそにフリースクールの意義があると思っています。
フリースクールに卒業もなければ学歴にもならない
既に結論は述べていますが、フリースクールを卒業しても高校卒業資格は得られませんし、学歴にもなりません。
中学生であれば籍を置いている学校が本来の卒業学校になりますし、高校生であれば他の高校を卒業しないと履歴書には書けません。
学歴にならない理由は、そもそもフリースクールは不登校の子供の受け入れ先としての役割が強く、公的な学校として機能しているわけではないからです。
義務教育期間中の小中学生は本来通うべき学校から完全に籍を抜いて、フリースクールだけに通うことは出来ません。
高校生も同様で、高校に籍をおきながら通うことは出来ますが、中退すればフリースクールに通っていたからといって卒業すれば高卒扱いにはならないのが特徴です。
面接で話すのは当然自由
ただ、不登校期間中にフリースクールに通っていたことを告げるのは自由です。
アルバイトの面接でも、大学受験の面接でも、就職試験の面接でも話すのは自由ですから何も隠す必要はありません。
ただ、どんな面接かにもよりますが不登校だった事実をわざわざ面接で話すかどうかを判断するのも受験者の自由です。
話す必要がない場合や、話したくないのであれば無理に話す必要もありません。
もし不登校だった過去を話さないのであれば、フリースクールの話題が出ることもありませんから。
フリースクールで学んだことが自分にとって大きなことなのであれば自信を持って話してみよう
私は面接で不登校だったことを面接官に話したことはありませんが、教育系の仕事に就きたいと考えている人は自信を持って話すといいと思います。
不登校だった過去と、フリースクールなどで学べたことがその人にとって大きなことなのであれば、自己アピールには有効になるので当然OKです。
不登校だった過去を逆手にとって、そこで何を学んで、その学んだことを何に活かして、その仕事(学校)でどう活かせるかをきちんと相手に説得できればこれほど強い武器はないと思います。
ものは考えようで、ピンチはチャンス、短所は長所の裏返しになりますから。