中学不登校からの高校進学/入学後の再発も見据えておこう

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経験者として、不登校からの高校進学についての重要ポイントをこの記事でまとめました。

学力、内申、出席日数の面で不利になりがちな中学で不登校だった生徒でも、多くの先輩生徒たちが高校に進学してきました。しかし、どこでも良いといい加減に選んだ高校に入っても、残念ながら長続きはしていません。

中学で不登校だった生徒は高校でも再発させる可能性があることを考慮し、最低限、親だけはその心の準備はしておきましょうというのがこの記事のテーマです。

 

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中学不登校からの高校進学/高校での再発も念頭に置いておこう

アイデア

まず、現状がどれだけ絶体絶命でも行ける高校は必ずあります。

不登校で出席日数がピンチでも、学力が小学生レベルでも、(面接で暴言とか警察沙汰とかの)よほど極端な場合を除いて、今の日本でどこの高校にも入れないというのは基本的にありません。

具体的な進路情報、不登校からの全日制、通信制への進学についてのポイントは下記の記事でまとめていますので、関心がある方は目を通してみてください。

 

「中学で不登校でも進学できる高校がある」と聞くと安心ですが、皆が皆、入った高校できちんと通って卒業できている訳ではありません。

せっかく入った高校で不登校を再発させてしまうケースも頻発しているので、そこを熟慮の上、高校を選ぶのが大事だよ、と伝えたい。

 

中学で不登校だった人は高校での再発、留年、高校中退も見据えておこう

火がついたダイナマイトを持つ手

何事も最悪の事態を想定し、出来うる対処を事前にしておくことは、人生においてとても重要なことです。

中学で不登校だった生徒は高校進学後にも不登校を再発させてしまいやすく、中退、留年、転校というケースは決して珍しくないということを知っておきましょう。

このことを想定しておかないと、最悪の事態になった時に親子で受ける精神的なダメージが大きく、立ち直りにも時間がかかってしまうからです。中学で不登校だった子どもは高校に賭ける思いが強いので、それがダメだった時の挫折感も強いです。

高校受験では全日制に合格できるかどうか?ばかりに気が向きがちですが、入ってからのことも考慮して高校を選ぶべきです。

 

なぜ中学で不登校だった生徒は高校で再発させてしまうのか?

中学で不登校だった人が4月になった途端、いきなり毎日朝とび起きて、毎日欠かさず出席して、勉強も頑張って、何のトラブルもなく高校生活に馴染む、というのは当然難しい。最初は頑張れていても、徐々に消耗し、体力的に続かなくなることが多いです。

起立性調節障害の生徒は特にそう。高校に入って劇的に症状が改善することは稀ですし、大抵の場合は入学後に気温が上昇するに連れて症状も激しくなっていきます。

生徒本人が熟慮の末、周囲の反対を押し切ってでも「その高校に行きたいんだ!!」という強い意志を持っているのなら卒業まで辿り着ける可能性が高いのですが、なんとなくで選んだ場合、思い入れもないのでやはり難しいのが現実です。

不登校から高校受験をする時って、全日制に行くことが最優先になってしまって、どこに入るかばかりに気を取られてしまいます。だから入ってからのことに意識がなかなか向きません。

そこの高校にはどんな感じの生徒がいて、自分はそこに馴染めそうか?校風はどういう感じか?毎日の通学に負担はないか?という点もしっかり考慮しながら、不登校の再発に対する気持ちの準備は最低限しておきましょう。

 

中学で不登校、高校進学後に再発、留年や中退は精神的なダメージが大きい

不安で顔を埋める女性

中学で不登校だった生徒は、高校に賭ける思いが人一倍強いです。

ふがいない過去と決別し、新しい自分と”普通のことをやれる人間に”なるために、この高校で人生をやり直す気概で高校に入学しています。中学では楽しめなかった分、高校では普通の学校生活を取り戻そう、という気持ちも強い。

その分、入学後にダメだったときは挫折感も強い。

  • 自分は親を振り回し、迷惑をかけただけのクズ人間
  • お金を無駄にした最低な人間
  • 自分はとうとう、ここまで落ちぶれてしまった
  • 自分の人生は完全に詰んだ
  • もうこれで自分の人生は終わった

などなど、これは私が実際に高校を中退した時に感じたことです。実際に高校で不登校を再発させたり、中退が決まってしまった時に負う精神的なダメージは計り知れないほど大きいです。自己肯定感も、自分に対する自信も失います。

当然、そこから立ち直るのにも、時間がかかります。

 

高校での不登校の再発を想定していた親の対応、していなかった親の対応

当然、高校入学後にも不登校を再発することを想定していた親は、冷静に対処できます。

「子どもなりに精一杯今まで頑張ってくれたけど、残念ながらここが限界なら進路も変更しよう」という前向きな気持ちにもなれるし、子どもにもそういう声をかけられると思います。

しかし、再発を全く想定していなければ「高校すら辞めるお前はダメ人間だ」とか「まさか自分の子供が高校中退になるだなんて」とか「自分で行きたいといったくせにお金の無駄、辞めるなら家から出て行け」などと、感情に任せた暴言を吐いてしまいます。

これでは、親も子もダメージが大きく、関係にも亀裂が入ってしまい、立ち直りにも余計時間が掛かる。だから「高校での不登校の再発はよくあること」という割り切りも、私の経験上、必要かと思います。

 

中学不登校からの高校進学は最悪の事態を想定した上での高校選びを

今から高校を選ぶのであれば、以上のような最悪の事態を想定した上での高校選びをしましょう。特に、全日制ばかりに気を取られるのではなく、入学後にきちんと通える高校なのかどうか?校風が本当に合うのかどうか?

そして何より、子供本人がその高校に行くことを強く希望しているのかどうか?が再重要です。その上で高校を選び、親は親で、入学後にも不登校を再発させてしまうことを想定しておくこと。

 

実際に中退危機に直面している人は冷静に次の進路を考えよう

既に高校で不登校を再発させてしまったのなら、今の高校に残る、復帰することを第一優先にしながらも、もしダメだった場合は潔く次の進路を検討すること。

既に高校中退している場合の進路については

でも紹介していますし、まだ高校に在学中であれば

の記事を読んでもらえると次の進路についても分かりやすいかと思います。