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不登校でも行ける高校に全寮制高校がある

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不登校生徒の高校進学先はやはり選択肢が狭くなります。不登校生徒を受け入れてくれる高校を探しているのであれば、全寮制の高校の存在はやはり知っておくべきです。

もちろん、実際に進学するかどうかはまた別の話になりますが、高校進学を考えていくにあたっては全寮制高校は案外悪くない選択肢かもしれません。

【注意】この記事は全寮制の高校にテーマを絞っているので、全寮制に限らず不登校の中学生を受け入れている高校の情報は下記の記事をご覧ください。

→ 不登校の高校受験:生徒受け入れに積極的な進学先

 

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不登校生徒を中心に受け入れる全寮制の高校

不登校生との受け入れに関しては進学ガイドブックなどでも紹介されていたり、学校で紹介されたり、あるいはご自身で調べたりしているかと思います。

不登校関連の書籍でも紹介されていますが、不登校生徒の受け入れ実績の高いところに全寮制の高校があります。中学時代に不登校だった生徒の大半は昼夜逆転していたり、生活リズムが整っておらず、集団における社会性に不安のある人が多いです。

そういった特徴を是正し、社会で自立していくために全寮制の高校の存在意義があるというわけです。

 

寮の運営と規則正しい生活に進学を前提にした勉強

私が不登校になった理由(わけ)」という書籍では、不登校生徒を多く受け入れている日生学園高校(全国に3箇所ある全寮制で全日制の高校)が出版したもので、そこでの生活と不登校の経験を生徒自身が自分の言葉で語っている内容の本です。

この本を参考にしていくと、概ね全寮制の高校の特徴は以下の4点です。

 

  1. 社会性を身に付ける…生徒自身が寮を運営し学校行事も積極的に参加
  2. 規則正しい生活…寮生活で生活リズムの改善と健康的な生活
  3. 勉強…中学レベルの勉強補修と大学進学を前提とした勉強
  4. 不登校経験者が多い…教師も対応に慣れており同じ悩みと経験を持った友人ができる

 

同じ悩みや経験を持った人が多く集まる

不登校の生徒を対象とした全寮制高校の特徴に、不登校経験者が多い点があります。入学時には不安いっぱいでも、周囲は自分と同じように不登校経験者ばかりなので、そういう人でも馴染みやすいのかもしれません。

 

また、教師も様々な生徒や事例を見てきていますから対応も適切で柔軟なので、預けるとしても安心といった側面があります。

 

全寮制高校のなかには「たるんだ根性を叩き直す超スパルタ主義」のところもあるようですが、個人的にはそういう古い価値観に縛られている所はオススメしません。

 

事前にその高校の雰囲気や指導方針、実際にそこにいる生徒に話を聞いてみたり、見学で確認しておくといいと思います。

 

私もとある全寮制の高校に見学に行ったが…

私も中学の頃に不登校でしたから、出席日数など色んなハンデを抱えていました。そんな自分でも進学できる高校はどこか、ということでとある全寮制の高校の見学に行ったことがあります。

 

その時の印象は「自分には向いていない」ということと、「プライバシーの面が心配」ということでした。全寮制なので部屋は集団、しかも場所によっては部屋というには無理がある、オープン過ぎる場所にベッドが並べられているところもありました。

 

そもそも強制と束縛と拘束が苦手だった私

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○○しなければいけない、今は全員で○○する、集団生活で迷惑をかけないといった一種の拘束と束縛、そして強制は私が最も苦手としていることでした。社会性がない、協調性がないと言われればそれまでですが、どうしても苦しくなってしまうのです。

 

それを是正するための全寮制なのですが、私にはここで3年間生活するというのは厳しすぎる、絶対無理というのが正直な感想でした。普通の学校生活ですら息苦しいのに、全寮制など想像するだけで窒息しそうです。

 

ひとによって感じ方は違うでしょうが、少なくとも当時の私には必要でも現実的ではない選択だったように思います。ただ、先ほど紹介した本の中には「最初は絶対無理だと思ったけど、入ってみたら案外何とかなった」という話も多かったです。

 

一番大事なのは本人の意志

 

当たり前の話ですが、高校受験の進学先選びは本人の意志が最も重要です。私のように、自分自身が気乗りせず、前向きでないのに親の判断だけで決めてしまうのは言語道断。

 

しかも全寮制という特徴から、親が勝手に判断して放り込んでしまうと子供は「捨てられた」という印象を持ちがちです。(この傾向は小学生など、不登校の幼い子供で注意すべきことですが、高校でも本質は同じです)

 

間違っても親の判断だけで突っ走って、本人の意志を無視しないようにだけ注意しておきましょう。

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