通信制高校の入試内容と難易度についてまとめました。通信制高校の入試で不合格になる人、落ちたという人も一応はいるんですが、基本的に少ないです。
入試内容も面接と作文が中心で、学力試験をしない通信制高校も多いから、難易度的にも低いです。
全日制高校のように落ちることは少ないので、充分に対策をして、常識的な対処をしていれば落ちる心配はしなくても大丈夫ではないかと思います。
通信制高校は入試で落ちることもある!しかし、レアケース
通信制高校は名前さえ書けば誰でも入学できるというイメージがありますが、一応落ちることもあります。入試で落ちることはレアケースではあるものの、誰でも無条件で合格できるわけではありません。
通信制高校の入試で不合格になるとすれば、
- よほどの人気校で定員を上回っている場合
- 面接などでの人物評価に難があると判断された場合
です。
東京都立新宿山吹高等学校のような、通信制高校の中でも非常に人気が高く、競争率が高い学校であれば不合格も珍しくありません。
あるいは私立の通信制高校でも通学コースでも、特定のキャンパスで明らかに定員オーバーをしているのなら、ふるい落としにかかる可能性がありますね(これもレアケースだろうけど)。
人物評価に難あり、というのは警察沙汰を起こすとか、面接での態度が社会的に極端に問題ありとかの極端な場合です。
それと、通信制高校は不登校経験者も多いので、いじめに加担したり、他人に対して明らかに攻撃を加えそうな人柄だと敬遠されてしまうでしょう。
通信制高校は無条件で合格出来るわけではなく、落ちることもあります。
しかし、このようなよほどの極端なレアケースでない限り、私立の通信制高校では不合格になることは少ないので、まぁ油断はダメだけど、心配しすぎることもないです。
通信制高校の入試内容、入試問題について
通信制高校の入試ですが、大まかには
- 作文
- 面接
- 学力・筆記試験
この3つが中心。
通信制高校ごとにどの試験をするかはバラバラで、傾向としては公立は学力試験あり、私立は学力試験なしの面接重視の所が多いです。
ただし傾向は傾向で、中には公立でも学力試験がない学校もあるし、私立の中にも簡単な筆記試験をする学校もあるから、各学校ごとにどんな試験があるかは各自で確認する必要があります。
また、通信制高校の入試には偏差値はありません。
学力試験をしていない、あるいは重視していない学校が多いので、偏差値で通信制高校を決める、というのは出来ないし、意味がないです。
通信制高校の入試:面接での質問内容、志望動機について
私立の通信制高校で最も重視されるのが面接です。面接官数人に対し、学生1人の形で時間は10~20分ぐらい。服装は中学での制服で良いでしょう。
面接で聞かれる質問内容は
- 志望動機
- 自宅での過ごし方
- 好きなこと、趣味
- 得意科目
- 中学で取り組んだこと
- 通信制高校で挑戦したいこと
- 計画を立てて勉強できるか
- 高校卒業後の進路について
などが中心。名前などの自己紹介からスタートして、人柄を確認するような日常会話、世間話ぐらいのものです。
通信制高校は自主性が求められるので、自分で計画を立てて卒業を目指せるか?もよく聞かれるみたいです。
あと、志望動機はほぼ100%聞かれるはず。なぜ通信制高校なのか?なぜこの学校を志望しているのか?は簡単でいいので、わかりやすく答えられるように準備しておくこと。
面接というと身構えてしまいますが、基本的に落とすための面接ではないです。
むしろ通信制高校では一人ひとりに担任がついてサポートを行う学校が多いので、入学後の参考にするために、あなたの人柄を確認しておくという目的の方が大きいようです。
通信制高校の面接で気をつけること、注意点
通信制高校を強く希望している姿勢はしっかり出しましょう。学力に不安があっても、前向きな姿勢、やる気があればポジティブな評価を貰えますからね。
あとはノックの仕方、イスの座り方など、基本的な面接での所作を知っておくと良いです。不安なあるなら、今通っている中学校に事情を話せば、面接の練習や対策もしてくれるはず。
面接では嘘はつかず、基本的には正直に話せば良いです。(あまりに正直すぎてもダメだけどねw)優れた返答とか、飾ったような綺麗な話をする必要はありません。
自分の考えを自分の言葉で、相手にきちんと伝わるように、ハキハキと大きな声で。
通信制高校の入試作文も面接での質問内容と同じ
面接以外に作文を課す通信制高校が多いですが、作文のテーマも面接での質問内容とほとんど同じです。志望動機を500文字で、とか。
原稿用紙2枚で、とか。中学時代に頑張ったこと、とか。
入試当日、作文を書いた後に面接をやる時は、「作文でどんなことを書いたのか?」を聞かれる事も多いですね。
通信制高校ではありませんが、私も全日制の私立高校で面接があったとき、「今日の入試ではどの科目が良く出来ましたか?」とか「どの科目が難しかったですか?」を聞かれたのを覚えています。
稀に親子面接がある通信制高校も
クラーク記念国際高等学校とか、稀に親子面接をする私立の通信制高校もあります。親子同席の上での面接です。緊張しますね。
子供にする質問、親にする質問はそれぞれ別々なので、子供が答える場面なのに親が焦って答えてしまわないように。
子供に聞いているのに親が答えてしまう、子供が答えている途中で親が遮ってしまうのは一番やってはダメなことです。
親に対しての質問内容は「子供の性格」、「子供が通信制高校に通うことについて」、「学費の支払い能力について」、「校風を理解しているか」などが多いようです。
落ちることはほとんどない、という話をよく聞くので、こちらも心配しすぎることはないでしょう。
通信制高校の入試は落ちることもあるけど、油断しなければ大丈夫
以上のように、通信制高校の入試は簡易的なものがほとんど。全日制高校のように落としにかかるような試験ではありません。
油断はいけませんが、しっかりと準備をしてしっかりと対処すれば、大抵の場合は合格できます。落ちることもあるけど、(よっぽどの人気校でない限り)極端なレアケースのみだと捉えて大丈夫です。
中学3年間、あるいは小学校時代から不登校だった生徒でも通信制高校に多く入学してきますから、学力に不安があっても、面接で自分の言葉でアピールすれば、大抵は受け入れてもらえるはずです。
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